「ウィークタイズ」、という言葉、
4年前の就職関連のセミナーで、講師の玄田有史さん(「仕事の中での曖昧な不安 」の著者)の
お話から知りました。
その言葉をふと、最近思い出す場面が多々あります。
ウィーク・タイズ とは
人と人との弱い(ゆるい)繋がりのこと。
ゆるく結んだネクタイのような関係。
たまにしか会わないけれど、適度な緊張感を持ってお互いに信頼感を持つ人間関係。
この人間関係が、大切なんだそうです。
反対の意味の「ストロング・タイズ」 は、強い結びつきの人間関係で、
たとえば同じ学校・同じ職場、のように
しょっちゅう顔を合わせるような強い結びつきの付き合いを言うそうです。
同じ価値観や目的をもった集団なので
自分の新しい価値観を持つことや自分の新しい可能性に出会うきっかけが少ない。
新しい世界も広がりにくい、といいます。
ウィークタイズは
ゆるく結んだネクタイのように、
趣味や人生観が違う人とのちょっとした関係で
いろんな価値観や、未知の情報をもたらしてくれる。
自覚していなかった自分の適性や可能性に気付くきっかけにもなる。
転職や再就職をする際にも、
このウィーク・タイズの関係の人からの情報が
満足度の高い仕事に就けるきっかけとなっているのだそうです!
私自身も、転職を7~8回しているんだけど
確かに、ウィーク・タイズ的関係の人からのご紹介でいいお仕事に巡り合っています
ひとむかし前の日本では、
職場というストロングタイズを、その他コネや血縁を重視されてきていましたが、
もちろんそれはそれで大切ですが
ウィーク・タイズは、自分の気付かない長所を見つけたり、思いがけない可能性を見つけたりと
ブラッシュアップのきっかけにもなるので
仕事だけでなく、プライベートにも良い影響を与える。
ウィーク・タイズな人間関係をつくろう! ということ。
もしかすると、ウィーク・タイズな関係から、ストロングタイズな関係に変わることもある。
親友がいない、ママ友がいない、でも良いんですよ、と
この玄田さんが言われていたのを思い出します。
手前味噌ですが、
ワーコラの会員はそれぞれが仕事なりいろいろなことをしている兼業が多く、
イベント等を通じてしか会う機会がないので
ウィーク・タイズな関係かも