金曜日の夜、


今治のIBIC にて

「病児保育」のビジネスモデルを展開している

NPO法人フローレンス の代表の駒崎弘樹さんの講演会に

参加してきました。


本当に、今治まで車を走らせた甲斐がありました。


カズ@ムスメを伯母に預け、親子共々宿泊体制にした甲斐がありました。

(オット、ただいま出張中;)


講演会の前①

キャリアコンサルタントつながりの今治のHさんとOさんとお会いし

就職支援の現場の話など、いろいろなお話を聞かせていただきました。


美味し~い、ここ近年で一番美味しい!と思えた冷麺をご馳走になり

もうモチベーションアップアップ



講演会前②

駒崎さんとワークライフコンサルタントのパクさんが 主催している

「ワークライフバランス研究会」

に入っているのですが

その中で知り合った、鳥取県のFさん(男性)と言う方がいらっしゃいます。

県の男女共同参画推進委員などをされている方で

活動がよく似ていたのでとても共感していました。


その方が、駒崎さんの講演をぜひ聴きたい!ということで

遠路はるばるいらっしゃり・・・ごあいさつすることができました。


中央とは違う課題をもつ、地方のワークライフバランスについて

もっとお話したかったのですが・・・

私は講演後のタイムリミットがあり(伯母宅)・・・


でも心強い同業者?にお会いできたことに幸せを感じました。




さて本題です


駒崎さんのお話で、いろんな角度からの気づきがありました。


まずNPO法人のあり方。


私たちが現在NPO法人申請をしていることで周囲からよく


「なんで一般法人にせんの?」

とか

「NPOでは食べていけんよ」

とか

いろいろ言われることもあり、


その都度、言葉をどう返すか悩むこともあったのですが


「社会的課題を解決する法人である」

という定義を

駒崎さんの話から改めて思い起こすことができました。



そしてワークライフバランス支援のあり方。


最近、「ワークライフバランス」という言葉がずいぶん浸透してきたのですが

それはそれで嬉しいことではあるのですが


「べき論」では、周囲も社会も変わらない。


現場で起こってることに目をむけ、人を助けつつ、

その根源の構造にも着手していく。


それが駒崎さんのやり方であり

周囲に説得力と納得を与えるものなんだと思いました。



病児保育について。


「子どもが病気のときくらい、子供を預けず自分で看てやりたい」


というのは親として当然思う気持ち。


それらの意見によって、

病児保育の施設の利用がなかった、という意見もありました。


私見としては、

そのキモチを持つ1人の親であるけれど

自分なりのルールを持てば病児保育は絶対アリ、だと思うんです。


特にいまの核家族化では


子どもが病気になれば、しかも高熱が続いたりなんかしたら

「何か重大な病気かも?」なんて

子どもが体調が良くなるまで、一緒に不安に生活したりします。


私自身、カズが1歳になって仕事復帰したときに

病児保育も併設している保育園を選択したのは

オットと私以外に、病気のときに頼る人がいなかったから。

(その当時は義父母も伯母も働いていたため)


ムスメの度重なる発熱に、不安を感じることがありましたが

病児保育の保育士さんとそれらの情報を共有できたことで

不安を取り除くことができたんです。


だし、

昔のオカン・・・おばあちゃん世代以上の人は

自分の子どもが病気のときだって、

畑仕事や家事(お風呂わかしたり、遠路はなれたところへの買い物)を

こなしていました。


そのとき、子供は誰が看ていたか?


その子のきょうだいだったり、近所の人だったりしたわけです。


駒崎さんが展開している病児保育は

「お金をもらう人とお金を出す人」の関係ではなく、

こういったコミュニティの再生をするために

価値観のすり合わせ・・・互恵関係を築いているということでした。


働き方が多様化している時代、

保育だって多様化する必要がある。(との駒崎さんの話)


働き方は変わっているのに

保育に関する考え方だけが変わらないから

いろんな摩擦が出てくるんだなと・・・


でも、いろんな考え方はあると思う。


いろんな選択肢が増えればいいなと思っています。




ワークとライフをコラボしよう。

駒崎さんと、4人の子を持つワーキングマザーのりきち さん(寝てます?^^;)と。