今回は、以前のニュースから、採用について書いてみます。
「『ブラックバイトに対抗』都内の高校生らユニオン結成」
都内の高校生5人が、「ブラックバイト」や違法な働かせ方に
対抗しようと労働組合を結成したそうです。
「ブラックバイト」という言葉が言われるようになって久しいですが
その対抗策として高校生がユニオンを結成とは驚きました。
ブラックバイト先では具体的には下記のようなことが
行われているそうです。
●テスト前も出勤させられた
●ノルマを課されて自腹を切らされた
●休憩が充分に与えられない
※ご参考に↓
「ブラック企業対策プロジェクト
学生アルバイト全国調査結果(全体版)」
今後はこのような状態の改善策を求められる風潮が
より強くなっていくことが予想されます。
(というより、ほぼ確実にその風潮は強くなるでしょう)
では、会社としてはどのような対策を
していけば良いのでしょうか?
採用については下記の3点が考えられます。
●採用選考の見直しを行う
一般的に社員の場合と比べると、アルバイトやパートの
選考は簡略化している会社がほとんどでしょう。
これを社員並みの選考方法に変えるというのは
手間や経費を考えると現実的ではありませんが、
ある程度の見直しは必要でしょう。
例えば、労働条件や福利厚生については
しっかりと選考時に伝えるとか、
労働条件は書面にして渡すようするとか、です。
(書面を渡すことは、いざというときは会社を
守ることにもなります)
●選考対象の幅を広げる
アルバイトの対象の層といえば、
「学生」「主婦」「シルバー」「外国人」といろいろありますが
そのどれかに偏っていると、シフトが組みづらくなります。
(例えば、学生が多いと試験の時期がかぶるため
その期間はシフトが組みづらくなる等)
「無理にでもシフトに入れる」という前提であれば
それでも良いのかも知れませんが、
今回はその点こそが問題視されているわけです。
選考対象の幅を広げ、よりシフトを組みやすくすることで
その問題を解決することができます。
●入社後のフォローも行い、信頼関係を築く
労働問題は、感情的な部分も多分にあります。
信頼関係があれば問題にならないことも、
それが無いことでトラブルになることも多いのです。
(もちろん、信頼関係があれば法律を違反しても
良いというわけではありませんが)
会社によっては
「アルバイトはどうせすぐ辞めるから」と
あまりコミュニケーションをとっていないところも
多いですが、それがトラブルの原因になります。
信頼関係を築くために、積極的に
コミュニケーションをとるようにしましょう。
みなさんの中には、
「ただでさえ忙しいのに、そこまで手間を
かけていられない」
と考える人もいるかも知れません。
ただ、その手間を省いたことで、もっと大きな手間(トラブル)に
なってしまうこともあります。
逆に、その手間をかけることで、アルバイトを戦力化し
業績向上につなげることができるかも知れません。
さて、この状況を手間と考えるか、チャンスと考えるか。
みなさんはどちらですか?
※ただ、この風潮に全面的に賛成かというと
私はそうではありません。
それは、
「権利ばかり主張して、やるべきこともやらない」
というアルバイトやパートも増えてしまうのではないかと
考えるからです。
例えば、
「シフトに入りたくないときに、入れと言われた経験がある」
も問題としていますが、これはすべての場合が問題でしょうか?
もちろん程度の問題ではあります。
ただ、
「ごめん!来週どうしてもシフトが回らなくて。
忙しいのはわかっているけど、シフト入れない?」
という状況はどの会社にもあると思います。
それを
「シフトに入りたくないときは入らなくていい」という
権利だけで断られてしまったら、会社がまわりません。
現状ではこのような例を問題にしているわけでは
ないと思いますが、
定着してくると段々と拡大解釈され勝ちです。
ブラックバイト問題は、
会社が改善すべきところがたくさんあるのは事実ですが
行き過ぎた議論にならないことを祈りたいものです。
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