新聞の記事で、60代女性が「人生の目標が定まらない」という悩みを赤裸々に語っていました。
なにがしたいかわからない。
なにができるかわからない。
このままではきっと、死に際に後悔する。
そんな言葉に共感する人も少ないはずです。

欲しいものを手に入れることができるようになり、
世界のありとあらゆる場所に行くことができるようになり…。
私たちの生き方が「自由」に選択できるようになりました。
「何でも自分で決めることができる」というのは「何でも自分で決めなければならない」ということです。
その責任を背負いきれない人が多く、暗闇の中にいる状態です。

ここでは、後悔しない生き方をする方法をお伝えしたいと思います。
「このままでは、人生を後悔してしまいそう…」と思っているのに生き方を変えられない。
それはなぜでしょうか?

それは死を意識していないからです。
「死」を本当に意識した時に、初めて「生」を意識できるようになるということです。
マラソンもゴールがあるから、走ることができる。
夏休みの宿題も最後の日があるから、やることができる。
睡眠も起きることがわかっているから、気持ちよく眠りにつける。

人は終わりを意識しないと、やる気が湧かないものなのです。
自分の命に終わりがあることを意識してくるとひとつの疑問が浮かんできます。
「自分の命をどう使おう?」
この使命を考え、実行するものは「志」です。
つまり、死を意識するようになると、『志』をもてるようになるのです。

そして「志」があると、
努力することができるようになり、
情熱的に生きることができるようになります。

例えば、ソフトバンクの孫正義さん。
彼は不治の病と言われていた病気にかかりました。
そして「死」と向き合いました。
その中で、「大事なのは、お金でも、地位でも、名誉でもなく、人に喜んでもらえること。」だと思ったそうです。
孫さんは、東日本大震災の被災者支援のために100億円を寄付し、
引退までの全報酬を震災で両親を亡くした孤児の支援に寄付することを決めています。

普通の人であれば「もったいない」と思ってしまうことも死を意識しているからこそできるものです。
死んだら、1円も持っていけないことを知っているのです。
「どのようにして死を意識すれば良いか?」を考えるためには「なぜ死を意識しなくなったか」を考えなければなりません。

昔の人たちは死を意識していました。
それは戦の中で、常に死ぬ可能性にさらされ、
常に敵や味方の死を目の当たりにしていました。
しかし今となっては、人の死ぬところは病院です。
機械が0を示して、ピーとなったら死んだと思う…。
そして葬儀屋に葬儀してもらって…。

自分の手で死に関わるという機会がないのです。
だから死がどんどん疎遠なものになっていきました。
では、どうしたら死を意識できるでしょうか?
葬式などで故人のことをじっくり見て、「自分もこうなる日が必ず来る」と思うことです。

しかし、葬式がすぐにあるわけもないと思います。
今日からできる方法として、
・本を読む
・映画を見る
※生死をテーマにしているものです。
などが挙げられます。

心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
今日から少しずつでも良いので、「死」を意識していきましょう。