100歳以上の高齢者を示す「百寿者」は2020年で8万6千人を超えました。国が高齢期を前期高齢者(65~74歳)と後期高齢者(75歳以上)に分けてみたら、言い方がけしからんと議論があったのはほんの少し前のことです。「後期」とはなんだ、というお怒りでした(私にはわかりません)。今では、細やかな施策のためにも高齢期を、65~74歳を前期、75~84歳を中期、85歳以上を後期と分類した方がよいくらいだと思うのですが、いかがでしょう。

 

さて、いくら長寿がいいとは言っても、いたずらな延命処置はしないのがよいと思います。1990年代に(ちょっとニュアンスが違いますが)、川柳界では、「老人は死んでください国のため」が物議をかもしました。本人の意識がほとんどなく、ちょっとした動きも見せないなら、本人、家族、そして医療者のためにも「胃ろう処置」でただただ生かしておくのはやめたほうがよいかと思います。私の父が亡くなるときも「胃ろう処置」はしませんでした。その方が人間の尊厳を守るとさえ思うのです。

 

元 おじいちゃん 高い高いして