彼女のどこが好きなの、と聞かれても答えられるわけがない。別に容姿が気に入ったわけでも、性格が気に入ったわけでもない。図書館で他愛もない話をして、ふと彼女がとてもかわいいと思った、ただそれだけである。でも恋愛に興味を持ってしまった僕は後先考えずにそのままの勢いで告白して、振られてしまった。

「私ね、生まれつき恋愛感情がよくわからないんだ。性欲とか、性器とか、そういうの気持ち悪いだけでさ。恋愛話も聞くといらいらする。だからごめんね」


FtXの坂本さんと奥手な高校生の八代君の話。