人間の寿命には食生活が関係している。

現代はコーラや白砂糖、人工着色料など、人間の体が分解できない食べ物に囲まれている上に空気もまた排気ガスなどで汚染されている。 水道水も汚染され、地下水や川の水にも合成洗剤入りの排水や農薬などが混じっている。
その水は海へ流れ、徐々にではあるが魚介類も汚染されてきつつある。

アルコールやタバコは事故や癌の元になっている。


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つい最近、聞いた話。

その若者の出身地域はグーグルアースにもグーグルマップにも載ってないという。
イスラム教圏のほんの少数の仏教徒の村出身である。

興味深いことだが、仏教徒は顔立ちも日本人にも似たようなアジア系の顔立ちである。わたしの親戚にも彼と似た顔立ちのがいて、わたしのルーツもあのあたり、東南アジアからヒマラヤ南部あたりだろうか?と思った。

いまではテレビもあるが、パソコンは普及してないということである。
電気はあるが、ガスやプロパンも水道もなく、いまだに薪の生活である。

いまでは森は政府のものとなっていて規制されているが、昔は村人は自由に森とともに生活していた。その森は昔よりは自然の宝庫ではなくなった。

森には食べられる植物、竹の子、果物、動物が豊富にあった。
竹も直径20cmから25cmくらいだというから、わたしの知っている竹よりも随分大きい。
家を作るのにも、森で木や竹を切って作っていたという。
パイソンのような人を飲み込むくらいの蛇から水に棲む蛇など様々な蛇もいるという。

そこの人々は自然のオーガニックの食べ物を食べてきた。
村人は農業を営んでいて、米や野菜を作っている。
ヤギや鶏を飼っていて、鶏は放し飼いだという。牛は農耕用で、豚やヤギも飼っている。
魚は川魚が獲れるという。ウナギもいて、ウナギの潜んでいる所を子どもたち知っていて、手で掴み取るという。指にコツがあり、スルリと抜けないように指を折って見せてくれた。ウナギだと思って水中の穴に手を入れて掴んだら水に棲む蛇のときもあり、そのときはびっくりして大騒ぎをするという。

彼の曾おじいさんは数年前に亡くなったというが、120歳だったという、。
しかも高齢でも元気であったという。
村には100歳くらいの人たちはいまもいて、よぼよぼではなく元気だという。

(ギネスブックだけが唯一の記録などと信じてはいけない・・・世の中には記録されないだけで、いろんな事例はある)

敬虔な仏教徒の村人はアルコール類を飲まず、お茶を飲むという。
老人たちは朝は知り合いの老人のところに集まってきて、竹でできた縁側に座ってお茶を飲みながら、よもやま話をするという。(日本の畳のようなものは存在せずに、家の床は板だという)

近年、少しずつ西洋の物が入りだし、森も少しずつ開発されたら、昔のようにみんながのんびり集まるという風習もなくなりつつあるという。

森には薬草もたくさんあり、(切り)傷などは1日で治すようなのがあるという。
薬草の古い本もあるが、村の老人たちがどれがどの症状に効くかを知っていて、胆石も薬草で治すという。

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話はずれるが、村には占い師?(まじない師)もいて、霊について語るという。
また、人を呪い殺すことができるという。彼の言葉によると、お腹に生きた鶏を(超能力で)入れてその鶏がお腹の中で暴れて、入れられた人は苦しんで死ぬという・・・感覚的な表現なのか????

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わたしが疑問に思うのは例えば江戸時代、または明治時代までは日本もオーガニックな食生活だったのに、日本人の寿命はそんなに長くなかったのではないか思うと、彼の地との違いに疑問も湧いてもくる。

日本は四季があり、酒をたしなむ習慣がある。
彼の地には雨季がある。 低湿地帯ではないので気候は穏やかとのこと。

健康で長生きが人生の目的ではないだろうが本能かもしれず、”人間の幸せ”との兼ね合いで考えるたりする。