農家の人たち:

本来、きれいな空気、きれいな水のある環境で農業を営んでいる農業従事者は、健康であるはずである。

詳しく調査したわけではないが、農家にも病人が増えている。
病気の内容が、成人病や五臓に関係したものが多い。

その原因は農薬にあるはずである。


農薬の監督官庁は農水省、殺虫剤の監督官庁は厚労省とデタラメな行政が行われている。

http://www.geocities.jp/pacesnet/ntoy.html (農薬と殺虫剤の違いは?)

殺虫剤をビニール・ハウスの中で散布している姿を想像してみたらよい。

化学防御服や酸素ボンベを装着しないで殺虫剤を噴霧機で散布しているのが農家の現状である。

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日本の農政には農協(JA)がかなり強い影響力を持っている。

農協は本来は農家のためだったのが、いつのまにか農家を食い物にしてきた。

作物を農家に作らせ、肥料や機械を売り、作物をJAを通して売り、預金をJAに預けさせる、日用品はAコーポで売る・・・つまり、すべてJAが農家の家計を管理してきた。

零細農家は必要もないのに高価な農耕用機械を一家に一台備え、多くの肥料を買い、ビニールハウスの設備を買い、借金で首がまわらなくなる。

病気と借金で農業は魅力がなくなる。

本来はJAは農耕用機械は地区に数台を備え、リースしてもよかったはずである。
農薬について、徹底的に安全指導をするか、専門の農薬用作業員を置き、巡回させて散布させることができたはずである。


監督官庁は農薬の取扱い方法の厳しい規定をすべきであるが、現状はまったく野放し状態である。

その原因は監督官庁が2つにまたがっていること、そのひとつが農水省であることにある。
人間の健康に関するものは厚労省に一本化すべきである。

農産物に付着している農薬の検査についてもまたしかりである。

農家の健康状態をチェックして、病気と農薬との関連がわかったなら集団訴訟に発展するだろう。

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水:

田畑の土も水も農薬で汚染されている。

現在は目立たないかもしれないが、汚染された水は着実に地下水の一部になっていく。

原発の汚染水が海に放出されたりしているが、いつか海水も汚染され、魚が汚染され、海で泳げなくなるようになる。そのとき海の浄化を叫んでも遅すぎるのである。

川も湖(例えば琵琶湖)も地下水も同じである。
現在でも地域によっては程度の差はあれ、汚染された水を飲んでいる可能性がある。


厚労省は全国の市町村の飲料水のチェックを自治体任せにするだけでなく、一斉に定期的に行うべきである。 これだけでも地方の人々の所得増(病気の減少)に繋がる可能性がある。


汚染された飲料水、汚染された空気、汚染された食物は万病の元(凶)である。

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農業を発展させるには農薬や肥料の成分、設備、機械、制度など多くの改良が必要である。 肉体的にも財政的にも健康、健全な農業でなければならない。