MySQLのバックアップは、テキスト(SQL)バックアップが良い?

MySQLのバックアップは、テキスト(SQL)バックアップが良い?
MySQLのバックアップには、
・バイナリバックアップ
・テキスト(SQL)バックアップ
があります。
バイナリバックアップは、
文字通り、MySQLのバイナリデータをそのまま丸ごとバックアップします。
mysqlhotcopy、mysqlsnapshot などを使ってバックアップします。
ISAMテーブルまたはMyISAMテーブルをバックアップすることができます。
テキスト(SQL)バックアップは、
文字通り、MySQLのデータをSQLで出力してバックアップします。
mysqldump などを使ってバックアップします。
InnoDBを含む全てのMySQLテーブルをバックアップすることができます。
時間が短くできるのは、前者(バイナリバックアップ)です。
バックアップサイズの小さい方は、前者(バイナリバックアップ)です。
ただし、テキスト(SQL)バックアップも出力ファイルがテキストなので圧縮すればかなり小さくなります。
これは、個人的になんですが、
テキスト(SQL)バックアップが良いと思っています。
それは、MySQLのバージョンをあまり意識することなく、別の環境に同じデータベースをコピーすることができるからなんです。
バイナリのバックアップは、基本的に同じバージョンである必要があります。
また、リカバリ(復元、リストア)したい場合、MySQLをとめて、バイナリデータをMySQLのデータディレクトリへ展開して、MySQLの再起動という手順になります。
これって共有のレンタルサーバーではできないですよね。
その点、テキスト(SQL)バックアップであれば、mysqlコマンドからSQL実行させればバックアップしたところまで復元できます。
なので、やっぱり、MySQLのバックアップは、テキスト(SQL)バックアップが良いと思っています。
もちろん、VPSや専用サーバー、自宅サーバーを利用している方は、
バイナリとテキストの複合でバックアップするのが適当かと思います。