自前でデータセンターを持っているレンタルサーバーは少ない?

自前でデータセンターを持っているレンタルサーバーは少ない?
レンタルサーバーというと、自前のサーバー(ハードウェア)を使っていると思いがちですが、
実際は、ハードウェアは別の会社所有のものを借りて、運用(販売を含む)だけを行っているレンタルサーバーがほとんどと言って良いでしょう。
格安と呼ばれているレンタルサーバーについては、特にそうです。
ハードウェアを借りている状態を、再販(転売)、間借りなどと呼ばれていますので、この言葉でレンタルサーバー名と組み合わせて検索すれば、概ね自前のデータセンターかネット上で確認できるでしょう。
またサーバーのIPアドレスからもわかります。通常、IPアドレスの管理会社は、ハードウェアの管理会社になります。
では、自前のデータセンターを持っているところってどこ?でしょう。
さくらインターネットは、自前のデータセンターを持っています。
同じ価格帯のロリポップ!は、さくらインターネットの再販なんです。
エックスサーバーもさくらインターネットの再販なんです。
まだまだ、もっともっとありますよ。
格安レンタルサーバーに多いのは、安くあげるには、自前のデータセンターを持つとリスクが大きすぎるんでしょうね。
ハードウェアを抱えると、そのメンテナンス用の人員も必要ですし、減価償却も考えておく必要があります。
さらに地震大国日本では、それなりの設備の箱物(建築物)も必要になりますし、対象外とはいえ今では節電のあおりもありますしね。
かなりの数量を稼動させないと採算が合わないんでしょうね。
有名な話で、ソフトバンクは、韓国にデータセンターを設立して、そこに国内情報をバックアップさせるサービスを手がけるぐらいですから、日本のデータセンターが危ういのもわかりますね。
まあ、いずれにせよ、
自分の借りているサーバーが、本当は、どこにあるかぐらいは確認しておいた方が良いと思います。
こんなご時世ですからね。