第13回創元SF短編賞を受賞した笹原千波氏の『風になるにはまだ』
を読もうと思っていたのだけど。
表題作が掲載されているこっちのアンソロジーも面白そうで。
結果として、どれもとても楽しく読めて。
やっぱアンソロジー最高!
掲載されているのは以下の作品。
「天駆せよ法勝寺[長編版]序章 応信せよ尊勝寺」八島游舷著
「ときときチャンネル#3【家の外なくしてみた】」宮澤伊織著
「この光が落ちないように」菊石まれほ著
「星から来た宴」水見稜著
「さよならも言えない」空木春宵著
「風になるにはまだ」笹原千波著
最初に読んだせいか、八島作品が非常に印象に残っている。
これ、長編も読みたい。なにしろ世界観が面白すぎる。
はやく出ますように。
もちろん笹原作品もさすがの出来栄え。
手触りがそのままこちらにも伝わってくるようで……すごい。
大好きな菊石氏の作品世界にもうならせられる。
ラストはとても怖い。
は『Genesis』この号で終了となり、『紙魚の手帖』に吸収されるらしい。
面白かっただけに残念。
でも私にはまだここまでの4号分が未読。
ここまでの『Genesis』を惜しみつつ楽しむことにしよう。