偉大なる父親の背中
ボクは父を尊敬している。
若き日は東京で重役の運転手などして過ごしていた。
なので今でも東京はナビなしでスイスイどこへでも・・・みたいだ。
幼少の兄達に「超合金マジンガーZ」などをちょこちょこ買ってたみたいで 遅く生まれたボクにはとても羨ましい話。
次に就いた職業は日産自動車のガードマン。
勤続30年で退職の際には会社からハワイ旅行なんかもらってた。
休日には 畑仕事をこなし 田畑を縦横無尽に駆け抜けた。
クラウザーさんバリのトラクター走法である。
お出かけの際 知らない道でもガンガン「野生のカン」を働かせ迷ったことがないという。
父は幼少の頃、親(ボクのおじいちゃん)を戦争で亡くし 親の面影はあまりない。
それで3人の父親になったのだから、 とても大変だったと思う。
色々と大変だったと思う。
今日、台所に行くと父がテーブルに着き、テレビを見ていた。
だけどボクは父の背中を2度見してしまった。
だって・・・
だって・・・
お~っとととと。
どうした?