偉大なる父親の背中 | hitoyan142

偉大なる父親の背中

ボクは父を尊敬している。


若き日は東京で重役の運転手などして過ごしていた。

なので今でも東京はナビなしでスイスイどこへでも・・・みたいだ。

幼少の兄達に「超合金マジンガーZ」などをちょこちょこ買ってたみたいで 遅く生まれたボクにはとても羨ましい話。


次に就いた職業は日産自動車のガードマン。

勤続30年で退職の際には会社からハワイ旅行なんかもらってた。


休日には 畑仕事をこなし 田畑を縦横無尽に駆け抜けた。

クラウザーさんバリのトラクター走法である。


お出かけの際 知らない道でもガンガン「野生のカン」を働かせ迷ったことがないという。


父は幼少の頃、親(ボクのおじいちゃん)を戦争で亡くし 親の面影はあまりない。

それで3人の父親になったのだから、 とても大変だったと思う。


色々と大変だったと思う。


今日、台所に行くと父がテーブルに着き、テレビを見ていた。


だけどボクは父の背中を2度見してしまった。


だって・・・


だって・・・


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お~っとととと。


どうした?