桜咲いてきましたね。
マンションの構内の桜です。上から撮ってみました。
昨夜は立川談志の落語「芝浜」を見(聞き)ました。
1993年の方です。「立川談志ひとり会」の中の一つです。
演じ終わったときは、精魂尽きたみたいな...やり切ったという表情でした。
こういう熱演という感じが伝わるのもいいですね。
また、さらりとした感じで丁寧にお辞儀をし、すっと下がっていく(実は精魂尽きているような状態であっても)というのも粋だなと思います。
もう大分前に亡くなってしまった三遊亭圓生という人はそんな感じかしら。
この人の代表的な演目「鰍沢」を生で聞いたことがあります。
紀伊国屋ホールだったと思います。(遠い記憶...)
小柄なおじいさんが座布団の上に上品に座って静かに話しをしているのに、何だか舞台劇を見ているような感覚になりました。
話が終わって(落ちがついて)、ふと我に返ったという感じでした。
後になって「あの体験は、私の記憶の財産だなあ」としみじみ思いました。
やはり体験してこそではありますね。
談志ももうできないし。
ずっと前に、寄席に聞きに行きたいなと思っていたのに叶わなくなったのが古今亭志ん朝です。
昨夜は談志の前に、NHKプラスで志ん朝の「火炎太鼓」を聞きました。
山藤章二だったかな(違ったかも)「志ん朝を聞いておくといいよ、今はいいけど昔は下手だったね、といばれるから」と何かに書いていたっけ。
思い立った時にしておかないと、間に合わないんだよね。分かってはいるんですが
今日の桜は、圓生と志ん朝と談志に捧げます。(その他の大勢の名人たちにも)