4年
今日は恐らく学生生活最後になるであろうテストに臨み、恐らくパスすることができたと思う。…恐らく。
これで無事に卒業する目処がたち、今一人安堵に浸っているところだ。
4回生になり、そして後期を迎えても僕は卒業に必要な単位数を取得することができずにいた。
入学前に
「早々と大学卒業を決める優秀な者」
と
「いつまでもダラダラとする堕落者」
に学生は二分されると聞いていたが、残念ながら僕を振り分けるなら後者にあたるようだ。
堕落者にはなるまいと誓った1回生
そんな誓いを忘れ去った2回生
目の前の問題から目を逸らしつづけた3回生
涙で滲んだ視界4回生
まぁなんとかなったわけだし…いいかぁ…。
そうして、なんとかなるさとのんびりしていると4年間なんてあっという間に通り過ぎる。
その早さに驚きを覚えた時、この世界はとことん有限であることを僕は思い知る。
そして余りに早く過ぎ去った時間は同時に、僕の人生において最も濃い時間でもあった。
大学内で唯一友人と呼べる奴とはふざけてばかりだったけども、真剣に夢と憧れを語った。
お気に入りのショップに入り浸り、店舗前のベンチに陣取って取り留めもない会話をしたり、スケボーしたり、自転車を磨いたり…(皆黒い服ばかり好んで着て、まるでギャングのよう!)。
そして信頼おける友人達とフリーペーパーを立ち上げたのはもう一昨年のこと。
その間に、こんな僕にも彼女ができた。昔の僕には考えられない話だ。
そして今はもうあの頃と同じように過ごすことはできない。
皆と会う時間や、話す時間は確実に少なくなった。皆それぞれに忙しくなったのだろう。それをいいことだと思う時もあるし、感傷的になることもある。
それでも前を向き歩き続けなければならない。時折後ろを振り返りながら。
本当は、『最後のテストを受けても感傷的になれない』なんてことを書くつもりだったけど、書いているうちに段々と感傷的になったのは本当の話。
どうでもいいやって思ってたけど…卒業式、出てみよっか。
とここまで書いて、まだテストがパスしたと決まったわけではないことに気付き、顔面蒼白になった僕。
え、あれ、もしかして卒業できるかわかるまで、この不安を抱えて生活し続けなきゃなんないの?
参った。
こりゃ感傷的になんかなれやしない。