TECTAダイニングテーブル M21 の修理 | 家具の整形外科病院 …院長の集中治療室… 【家具の修理】

家具の整形外科病院 …院長の集中治療室… 【家具の修理】

家具の修理に限らず、変わったもの&不思議なものの修理を中心にした作業レポートです

あー暑い。

 

今年の暑さにはもうお手上げです。

 

ほぼ24時間エアコンフル回転です。

 

唯一の楽しみはたまに行くソロキャンプですね。

 

最近お気に入りのキャンプ場がありまして、これまで何度か行っています。

 

長野県なんですが標高が高いところにあるのですごく涼しいんですよね。

 

ちなみに私のキャンプ歴はもう30年ぐらいになります。

 

一旦やめていた時期もありますが、ここ数年でまた再開しました。

 

書きはじめるととまらなくなりそうですが、キャンプのブログじゃないので

 

早々にやめておきましょう。

 

 

 

 

さて、今回の患者さんはこちらです。

 

とりあえずお店のウェブサイトからひっぱってきた画像です。

 

 

以前にもちょっと書いたことがあるテーブルです。

 

アクタスさんで販売していますテーブルで、個性的でユニークな形が特徴のテーブルです。

 

デザイナーズ系の家具なので、やはり価格もそれなりに高価です。

 

 

 

患者さんの状態はと言うと、

 

 

天板の周りがイスをぶつけたりしてできた傷でいっぱいです。

 

写っている部分だけではなく、ほぼ一周がこの状態です。

 

これをどうにかしてほしいというものでした。

 

そしてついでといっては何ですが全体に傷がある脚部をまるごと塗り直しすると

 

いうことになりました。

 

 

 

仕上がりはこちら。

 

 

天板周りにもとと同じチェリーの突板をぐるっと貼り直して塗装しました。

 

天板表面はウレタンカバーを敷いて使っていたためとても綺麗でしたので

 

塗装は貼り直した周りの突板部分だけです。

 

 

 

そして脚部の仕上がりはこちら。

 

 

施工前の画像を撮り忘れたので、比べようがありませんが(笑)

 

 

今回工夫したところがこちら。

 

 

地板の角部分が、椅子の出し入れで激しく削れていたんですよね。

 

こういうタイプの椅子だったからです。

 

 

椅子を入れると地板にガッツンガッツンとぶつかるんですよね。

 

削れた角部分は硬質樹脂整形して完全に角を復元しました。

 

ただ、その部分にだけ色を足しますともとが突板のクリヤー塗装ですから

 

着色部分が目立ってしまいます。

 

そこでお客さまと相談の上、わざと目立たせるようにワンポイント風の見た目にして

 

直線的に着色してみました。

 

足元がひきしまった感が出てかえってよくなったような気がします。

 

 

 

同じテーブル、または似たようなテーブルをお持ちの方でこんな症状にお困りの方は

 

ぜひ一度ご相談下さい。