足が外れたセブンチェアを初めて修理したのは10年ぐらい前でしたか。
その時はパーツがただ接着されていただけということにびっくりしました。
チェア本体の厚みが薄いため、余計なネジなどを使用して直しても
強度がさほど変わらないことはわかるので、
いかに強力に接着できるかということに心血を注いできました。
初期のころは修理したものがまた外れてしまったということがあり
1年の保証期間を設けていますので再修理をさせていただくこともありました。
しかしそれもまた貴重なデータとなり、修理方法に改良を重ねていくことができました。
接着剤の選定や混合、温度管理、クッション入れ等いろいろな改良を行ってきて、
ここ最近では保証期間内に外れて再修理というのはほぼなくなってまいりました。
お客さまから「直したチェアの足がまた外れた」という連絡をいただくと
申しわけない気持ちと同時にとてもショックなことでもありましたので
それがなくなってきたというのはとてもうれしいことです。
さて、そんなセブンチェア・アントチェアですが、県内などだけでなく
全国からご依頼を受け付けています。
遠方からのご依頼の場合は宅配便等でやりとりしています。
こちらのセブンチェアはお客様へお返しするために梱包済みのものです。
以前あるお客さまから、新品を買った時に届いた時よりもしっかり梱包されていると
ほめていただきました(笑)
さて、さらにダンボールに入れて発送準備完了です。
ちなみにわざわざこんな形に梱包しているのは理由があります。
まずひとつは中のチェアが安定して動かなくなること。
もうひとつは、運送会社で上に物をのせられないようにするためです(笑)
じつは昔、大手の某運送会社のターミナルでバイトしてたことがありまして、
カゴ台車に積むときに大きなものはどうしても下にしますから、その上にどんどん
ほかの物を乗せられて潰れちゃったりするんですよね。
上を斜めにしていれば、とりあえず重いものはのせられないんじゃないかと思うわけです(笑)
それと、これ見よがしに「われもの注意テープ」をぐるっと回して貼っているのは
運送会社さんへのある種のアピールです(笑)
今回はこんな軽いネタで失礼しました。
あ、そうそう、そういえばちょっと気になることがあるんですが
アントチェアのことを日本ではアリンコチェアと呼んでいますよね。
アリンコって私が子供の頃に言ってた気がするんですが、
いまでも言うんですかね?
まあどっちでもいいんですけど、私はアリンコチェアという呼び方があまり好きではないので
あえてアントチェアと呼んでいます。
それだけです(笑)
セブンチェア・アントチェアの脚部が外れてお困りの方は
遠方からでもぜひお問い合わせください。
絶賛受付中です。