昨日、春にあげる結婚式で使う、
昔の写真を探しに久しぶりの実家に行ってきました
以前から僕のブログを読んで下さっている方や、
インスタからとんできてくださった方はご存じかと思いますが、
僕は性同一性障害。
生まれた頃は女性でした。
だから、
幼い頃の写真の中の僕は、
スカートをはいた活発な女の子。
そんな僕とほっぺをくっつけて笑う母親とのツーショットをみて、色んな感情が込み上げてきました。
そんなことを含め、
昨日のことをブログに書き留めておこうと思ったら、
投稿ネタの一番上にあった「♯私の親孝行」。
僕の母親は僕が男になったことを受け止め切れていません。
高校生の頃、
今までの自分の気持ちと
これからは男として生きていきたいという思いを話してから、
何度も大ゲンカを重ね、いつしか口もきかなくなりました。
悲しむ親への罪悪感と、
一番寄り添ってほしかった人から自分を否定されたショックと
「なんで親なのに子供の幸せ願ってくれないんだよ!」っていう苛立ちと
それでもやっぱり自分は自分の生きたいように生きていきたいという思いと、
色んな気持ちが葛藤しまくって
どうしたらいいかわからなくなった僕は
ある日突然大学を辞めて親の前から姿を消しました。
そこからほぼ絶縁状態。
その間に一人タイで性別適合手術をして、
結婚するときに
「戸籍を変えて結婚したい人がいる」
と連絡をいれたものの認めてもらえず。
だから結婚式に母親が来てくれるかどうかもわかりません。
なんて親不孝者なんだろうと思います。
でもこれからも僕は僕の人生を歩み続けたい。
そんな僕に出来る親孝行…
それは、ただ幸せでいること。
ここまで読んでいただいて
オチもくそもない模範解答ですいません笑
でも僕が出来る最大の親孝行は
僕が僕らしく生きて
誰よりも幸せでいることだと思っています。
親の反対を押し切って
好き放題突き進んできた僕だけど、
結果的にめちゃめちゃ幸せそうにしてたら
結局それが一番嬉しいんじゃなかろうかって
勝手に思っています。
色々あったし色んな思いを抱えているだろうけれど、
僕の母親は、
子供の幸せを誰よりも願い、
誰よりも嬉しく思ってくれる…
そんな母親だと思っています。
だからとにかく
幸せでいること。
これから先も色んなことがあるだろうけど、
ただひたすらに幸せでいようと思います。
叶うのであれば、
いつか旅行にでも連れて行って
最高の息子だ!と思ってもらえるように、
今の僕に出来る、
僕の思う最高の親孝行をしていきます
(生まれて三日目の僕を添えて。)