ついに戸籍の性別を変更し、
結婚しました。
女性として生まれた自分が、
まさか本当に大切な女性と結婚する日がくるなんて思ってもいませんでした。
男性として生きていくと決めた高校生の頃「いつか好きな人と結婚して、幸せな家庭を築きたい」と思っていたものの、
色んなことにもみくちゃにされて、
いつしかそんなこと諦めていました。
諦めたというより、
もはや選択肢すらも自分の中で消えていました。
でも再び頭によぎった「結婚」
たくさんの壁にぶちあたり打ちのめされて、
もう無理なんだなと
いつしか自分の気持ちに
蓋をしていたけれど、
きっとずっと心のどこかに
憧れはあったんだと思います。
僕が僕であるだけで、うまくいかないことが沢山ありました。
幸せになりたいだけなのに、誰かを苦しめてしまうこともありました。
どんなに頑張ってもどうしようもない現実に何度も心が折れました。
生きることをやめようとした日もありました。
でも、
夢を捨てきらなければいつか必ず叶うんだなと。
諦めなければ夢は叶うは本当なんだなと。
何度も何度も心折れたけど
長い間休憩したこともあったけど
すごい距離遠回りしたと思うけど、
結局いつだって、
僕の心のどこかには
捨てきれない「夢」があって、
諦めるまいと自分を鼓舞してくれていたんだと思います。
何度転んでもいいと思うんです。
もうやってらんねぇって全て投げ出したり、道からそれたりする時があったっていいと思うんです。
なかなか進めずにいるときがあったっていいと思うんです。
ただ、本気で叶えたいことがあるのならば、それを捨てきらないこと。
夢と向き合うことが嫌になったときは、一旦心の遠くの方にちょこんと置いておけばいいんです。
それが本当に叶えたいことならば、どんなに遠くに追いやったって夢の灯はそこで静かにずーっと灯り続けるから、
自分のパワーが湧いてきたときに、自分で引っ張り戻せばいい。もしくは勝手によってくるかもしれない。
そしたらまた夢に向かって一生懸命行動すればいい。
大きな夢であればあるほど
そこへの道のりは険しいけれど
別に焦る必要はありません。
一直線でとばしていく必要はないんです。
だから
なかなか進めずにいる自分を、
なかなか夢を掴めずにいる自分を、
責める必要もありません。
夢を叶えたいという思いを
わずかでも心に灯し続ける限り
いつかきっと夢は叶います。