気温も上昇し海水浴シーズンのリゾート事業部はおかげさまで大盛況です!!

今朝の神戸新聞に兵庫県内の海水浴場水質地調査の結果が掲載されておりました。

↑（黄色で囲みました）

店舗前のビーチは今年もAAランクになっておりました。

私の経験では男鹿島の透明度や雰囲気は砂の色こそ違えどもカリブ海の島イスラ・ムヘーレスにも通ずるものが有ります。

↑（目の前のビーチ）

これ以上の景色はここでしか味わえないと思います。

男鹿島LeBlanc

兵庫県姫路市家島町宮男鹿島2165-15

℡0793-25-3205

トップページ - Le Blanc｜兵庫県姫路市男鹿島レストランルブランLe Blanc 兵庫県姫路市の離島「男鹿島」ビーチまで5秒の美しい海に面したカフェ“Le Blanc”はあり

leblanc-tanga.com

さて今日のお話。。。

欅の柾板を挽きましたのでそのお話

↑（欅目細柾板）

少し前にも似た様なお話をしましたので今回はもう少し掘り下げてお話します。

↑（完全乾燥材から製材）

欅とは学名: Zelkova serrataで日本・台湾・中国などに生息しています、万葉集では槻と表記され詩がいくつか読まれているように日本人にはとてもなじみの深い木でもあります。

耐久性や装飾性から高級建築材として利用されてきましたが、材として使用できるようになるまで乾燥など長い工程を必要とする為高価な材である事も納得できます。

しかしながら近年好みの変化などで流通価格は下がり続けている気がします・・・

その例えに最近では栃の方が人気がある様に思います、そもそも栃は欅が高価な為に「栃で我慢するかぁ～」といった位置付けでしたが80～90年前にも栃の方に人気が集まつた事があったと、その昔長老に聞いたことが有りますので今がそんなサイクルなのではなかろうかと思っています。

しかしながら人気が無くなると伐採しても良い採算で売れなくなる為良質な材を探すことが難しくなります・・・

今回の材もそんな入手が困難になり始めた通称「ヌカ目」と呼ばれる黄色味がかった粘り気のある良質の欅です。

↑（赤身で9寸柾）

通常この様な目細の欅材はカスリが多く目立つのですがこの材は極めて少ないです。

因みにカスリとは木の成長途中に傷ついた部分を癒そうとして養分を集中させた跡とでチェリーやメープルなどに見られる黒いかすりをガムと言ったりチークやメルサワなどに見られる白いかすりを石灰（シリカ）と呼んだり様々ですが、いずれにせよ欠点である事に違いは有りません、実際に米栂などはカスリが多い樹種でカスリがでれば塗装下地用の材と1ランク下がります。

さて、この欅は伐採直後の原木で仕入れたのでカスリの状態が判別しやすかったです。

ではでは。。。

欅（柾板）