【図①】 テーマ図

 

 

 白15と出るのはなかなか勇気のいる手ですが、私も時々打ちます。

 それは、相手が気の強よそうな人だな、と思ったとき、さてどう対応するだろうか、と様子をみるためです。

 

【図②】

 

 

 普通は、ハサんだ石を生かすため黒1の内ヅケを選ぶことが多いのでは、と思うのですが、

 

【図③】

 

 

 気の強い人は大抵、この黒1の外ヅケを打ってきます。

 定石は、白4の三々入りでしょうが、序盤から気分を害されていることもあり、何となく面白くありません。

 

【図④】

 

 

 大抵、この黒1(A)とオサエてきます。

 白2とキリます。

 相手も負けじと黒3とキルのですが、白4、6とハネツイだとき、白イと白ロが見合いになります。

 これで、相手の調子は乱れていき、潰れていきます。

 まさにハメ手ですね。

 

【図⑤】

 

 

 この黒1(C)と打つ人には出会ったことはありませんが、白は満足です。

 

【図⑥】

 

 

 黒1(B)が正解。

 ただし、白2、4と出ていくのはためらわれますので、できるならば白△のような手は打ちたくないです。

 

【参考・引用図書等】

・パンダネット囲碁講座、青木紳士一の「ハメ手破り!本手教室」(囲碁将棋チャンネル)