下記の記事を転載させて頂きます。<(_ _)>

■国会における提出・審議

◎2023年5月18日
自民党議員4名・公明党議員2名が、
「性的指向及び性同一性の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案」を提出。(衆法211-13)
※2021年5月の超党派議連合意案を【骨抜き】にして提出。

 

△2023年5月18日
立憲民主党議員11名・日本共産党議員2名が、
「性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案」を提出。(衆法211-14)
※2021年5月の超党派議連合意案をほぼそのまま提出。
 ⇒「差別は許されない」との文言あり。

 

◎2023年5月26日
日本維新の会3名・国民民主党議員2名が、
「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案」を提出。(衆法211-16)
※野党2党による独自案。

 

上記の提出案を比較してみると、
・与党案……理解増進
・バカ野党案……「差別を禁止しろ!」「人権を擁護しろ!」

…という事がわかる。

■国会における採決・成立

◎2023年6月9日
衆議院本会議で、
立憲共産党案(衆法211-14)が、賛成少数で否決。
与党案(衆法211-13)の修正案が、賛成多数で可決。

修正内容としては、維新国民民主案(衆法211-16)も取り入れる[4党合意案]となり、題名の「性同一性」は『ジェンダーアイデンティティ』に改められた。
また、第十条にある「民間の団体等の自発的な活動の促進」は削除され、全ての国民の安心のために政府が指針を策定する規定が追加された。
これによって、更に【骨抜き】となった法案と言ってよいだろう。

 

◎2023年6月15日
参議院本会議で、
「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案」(衆法211-13・4党合意案)が、賛成多数で可決成立。

 

■バカ野党と限界突破保守界隈は同じ穴のムジナ

バカ野党4党の反対理由は、「法案そのものを廃止しろ」という意味ではなく、
「差別禁止を盛り込め!」「人権を擁護しろ!」「同性婚を認めろ!」という意味で反対した。
まさに、人権大好き西側諸国の手先と言っていい

 

 

もしも、2021年の超党派議員連盟による法案の内容がそのまま通っていたら完全にアウトだった。
その内容のものとほぼ同一の内容を立憲共産党が今国会に提出したわけだが(衆法211-14)、明確に否決されてよかった。

 

また、限界突破保守界隈の反対意見も根強く、「法案そのものを廃止しろ」という意味で反対していた。
4党合意案の「理解増進」とは、あくまでも理解増進でしかなく、それ以外の何モノでもない。


寧ろ、「民間の団体等の自発的な活動の促進」が削除された事で、これを逆手に取って、人権大好き団体の活動を抑制する事もできる。
そんな簡単な事さえ理解できないのが限界突破保守界隈である。

反対理由は違えど、同じ船に乗り、同じ方向を向いて政権に牙を剥くところは「同じ穴のムジナ」「呉越同舟」としか言いようがなく、両者は非常に似た者同士である事が改めて証明された事になる。

 

本来、理解増進レベルであれば、わざわざ法律にする必要性など無いのだろうけど、
与党自民党としては、表向きは西側諸国とお付き合いするフリをしておきながらも、法案を練っていく段階で、骨抜きに骨抜きを重ねて、表向き「やってあげましたアピール」という事なのだろう

 

百万歩譲って、理解増進止まりであればまぁよいのかな、という事。

■中川昭一氏も懸念していた人権擁護法案

今回のバカ野党案や超党派議員連盟案は、まさに『令和版・人権擁護法案』そのものであった。

 

それは、かつて中川昭一氏が懸念していた事と同じである。
そんな法律が成立してしまったら、人権侵害の名目で訴えられ、そこに大きな利権やカネが動く事になる。

 

そんなものなどに、到底賛同できるはずがない。

 

「成立すれば留置場行き」/中川氏が人権擁護法案批判

https://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20080216000327

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