鳥が運んできた山桜 | コノミばあちゃんが行く

コノミばあちゃんが行く

気づけばいつの間にか高齢者。
気分だけはマイナス30歳で生きていますが、時々身体的に歳を自覚させられます。

うちの裏側に、山桜の木がある。


ソメイヨシノ、いわゆる桜の花時より少し遅れて咲く。

花自体もソメイヨシノほどの華やかさはなく、楚々とした雰囲気で、私は結構気に入っている。

楚々とした清純さなど、自分にないものを求めているのかも?







裏の、石がゴロゴロの、決していい土ではないはずの場所で、水やりなどしたことがないにもかかわらず、いつの間にか大きくなった。


道路の方に張り出して迷惑をかけるので、時々、適当に伐る。


剪定の仕方などわからず、バサバサ剪っていたら、ご近所の旦那さまに、


そんなに無闇に切っちゃって大丈夫?

『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』

って言うんだよ。

桜はやたらと切っちゃダメだよ〜汗うさぎ


と、心配された真顔真顔


何も知らないって、何をしでかすかわからない。

ご近所の旦那さま、ハラハラして言ってくださったんだと思う。

ありがたいことだ。




そんな乱暴な扱いにもめげず、この山桜はスクスクと大きくなり、今や2階の屋根まで枝が届こうかという勢いである。


この山桜、実は植えたものではない。

知らない間に、いつの間にか生えていた。


最初は桜とも気づかず、なんせ放置が得意なので、何が生えているのかもよくわからなかった真顔


ある時、ヒョロヒョロと細い幹、ともまだ言えないような幹を見て、


あ、これ、桜だわ🌸


と気付いた。


それから3〜4年掛かって、やっと花が数輪咲いた。


花が咲くと可愛くなって、(面倒は一切見ないくせに)切ってしまうのが忍びなく、またまた放置している間に大木になってしまった。という次第ニヤニヤ


植えていないのだから、考えられるのは、鳥が運んできたのだろう。

鳥さんのお腹から種子が蒔かれて、芽が出て育った。


こういうのを実生(みしょう)というそうです。


うちのこの裏側は、なんだか不思議と勝手に生えてくるものが多い。

北側のあまり条件のいい場所でもないのに、そして一切面倒も見ないのに、何故か育つ。


子どもがお友達のところからもらってきたラズベリーも、毎年勝手に実をつける。

私は水もやらないくせに実だけ摘んで、冷凍庫に貯めてジャムにしたりする。

これをいいとこ取りと言いますデレデレ




何かの機会に、知り合いにその話をしたら、


そこ、『サンクチュアリ』だねぇ。


と言われた。


いや、そんないいものではないと思います滝汗滝汗


問題は、なんでもよく育って、大きくなりすぎることであります。

この冬も雪の積もった南天が、大きく道路にせり出して、通行の車や人に多大なる迷惑をかけた。


伐っちゃうかねぇ?

どうしたものでしょう、、、