2017始動 | ティンバーフレーム・ポストアンドビーム

2017始動

 

さて明日から始業ですが。

 

実は小生、昨年より突発性顔面麻痺にかかっておる始末でしてね。

 

数カ月で治るようですが、

 

顔の左側各パーツが、思うように動かないという未曽有の事態です。

 

歳も歳やし毛も無いし、いっそブルースでいぶし銀な味付けで、

 

このままでもえーかなぁ、と、思ったり。

 

やっぱり治りたいなぁ、と思ったり。

 

 

そんなこんなで年末まで忙しくして、ようやく、お医者様の言う「安静状態」

 

かと思いきや、正月早々風邪をひく有様。

 

トホホにトホホで突入した2017年ですけんど、昨日はそんな自分に愛を注入しに、

 

温泉行ってきました。宿が3軒しかない山陰最古の温泉街、岩井温泉。

 

木造3階建のティンバーフレームです(笑

 

 

これが、今の僕には良かった。 何もないのがいい。

 

「何もしない」を売りにしてるイマドキの宿ではなく、本当に何もない。

 

古い木造特有の隙間風、階段のきしむ音、

 

お湯は抜群のシンプルな浴場、勿論サウナは無し。

 

そして少しの驚きが、浴場の柱がなんと大阪城の、謎の継手と同じ継手!(多分ですよ)

(いたんだ柱の下部だけを、新しい部材に交換して木同士を継ぐ)

 

古い旅館を大事に保存しようとしているのが、こういう所からも伝わってくる。

 

仲居さんは、普通のおばちゃん。

 

部屋の掃除も布団も何も、全部私がしますーって。

 

洗練された言葉は無いけど懸命に仕事してる、部屋を見ればわかる。

 

お部屋に若い女将が挨拶に来てくれた、と思いきや、後ろから子供が、

 

ママを追いかけて客室に入ってくる。二歳ってホンマに可愛い頃ですな。

 

これを公私混同とか言って、ネットにネガティブを書き込む人にはなりたくないね。

 

隠さず気取らず、何もないけど、確実に何かはある、いいね、そういうの。

 

少なくとも、手負いの某には良かった。

 

今年は、そういう空気感を形にしたような家、建てられたらいいなぁ。

 

 

旅先をこの旅館に決めたのは、単純に現場と同じ方向だからです。ハハ

 

当然、行き帰りは現場に寄ってね。引渡し前の佳境ですから。

 

こんなんじゃ、顔もなかなか治りそうにないけど、

 

職人には、病を理由にして情に訴える方が、現場で怒鳴り散らすより

 

格段に効率がいいという事を知ってしまいした。

 

あらたな現場監理の手法ですな(笑

 

そういう意味では、

 

このままでもえーかなぁーと思ったり、

 

治ってるけど治ってないフリがいいなぁと思ったり・・・? ソンナ

 

 

今年もどうぞよろしくです。