見学会の最初は写真を撮らないお約束なので、部屋へ入って直ぐの写真を撮り忘れて
来てしまいましたが、まず、この床の凹凸にびっくり。
大きい凸は、大人の「土踏まず」、小さい凸は子供の「土踏まず」サイズ。
最初は、「床が波打ってる~」と、おっかなびっくり歩くのですが、裸足になって歩くと、
これが何とも気持ちが良くなってくるんです。
通常の床の施行をする職人さん達、常日頃、水平でなければいけない現場をこなして
いるのに、床全体は傾斜していて、表面に2サイズの凸をつけなくちゃいけないとなると
・・・相当な発想の転換をしないと対応できなくなりそうです。
今回、見学したのは、コチラ↓のお部屋。
最初は苦労されていた職人さん達も、最後のこの部屋辺りになると、床づくりが
楽しくなってこられてたんだそうです。
・・・なんだか分かる。見学から数日経っても、土踏まずがこの床の感触を覚えてる
感じがするのです。「あの床良かったな~」って(笑)。
部屋へ入ると、こんな風景が広がります。
1段低いキッチンを中心にカプセルの部屋が4つくっついてます。
これは、広角気味で写真を撮ってるので、目で見える範囲とはちょっと違うのですが、
ただ派手な色で塗り分けている訳ではなく、一か所から見ると、目に入る色が6色
以上になるように計算されてるそうなんです。
それは、人の目が6色以上の色を同時に見ると、色を中和する機能を持っている
・・・それは、自然界がそうなっているから・・・という理屈に基づいたものなんだとか。
言われてみると、頭で想像してたより、色がガチャガチャして見えないんです。
本当に不思議。
写真は一番高い角から、低い角にカメラを向けて撮ったもの。
ここ、床が傾斜してるだけでなく、天井も傾斜してるんです。
なので、部屋へ入って直ぐは、ちょっと脳みそが対応しきれず、「なんか船酔い
みたいなかんじ~」などと弱音を吐いてたのですが・・・
バッグで一杯の写真のカウンターに座ると、妙にしっくり落ち着くんです。
そして暫くすると、平衡感覚が慣れるのか居心地良くなる・・・という不思議な空間でした。
詳しく知りたい方はコチラ⇒三鷹天命反転住宅は「死なないための家」
こちらの丸いカプセルは水回り。
SF映画にでもでてきそうなシャワールームと、お洗濯スペース。
シャワーの奥にはトイレ。
シャワーブースの周りをグルリと回れるようになっていて、トイレが個室になっていない
んです。斬新~!
カプセルの形はこの丸いもの。
見学したカプセルは、オレンジ部分がベージュで内側がブルーに塗られてるもの。
なので室内も、ブルーの壁になっていて、そこに真っ赤な洗面台。
ここは目に入る色数が少ないので、すごくビビッドに見えますね。 不思議~。
続きます。