Natasha Richardson ナターシャ・リチャードソン

昨日の朝、出がけに、ナターシャ・リチャードソンがカナダのスキー場で怪我をして重体、というニュースが飛び込んできました。心配ではあったけれど、外傷はなく転んだ後に具合が悪くなったと聞いていたのでまさかと思っていましたら、お昼過ぎになって亡くなったと知り衝撃を受けました。
転倒により頭を打撲し、神経や脳に障害を生じたようなのですが、詳しいことはまだよく分かりません。
ただ、まだ45歳、すばらしい才能の持ち主である女優を舞台そして銀幕が失ったことは間違いないのです。
彼女の舞台を生で見るチャンスはなかったのですが、映画で、あるいは私に取って最も「観たかった舞台」のひとつであるブロードウェイのサム・メンデス演出「キャバレー」初演のCDで親しんでいました。私に取っては大ファンであるヴァネッサ・レッドグレーヴの娘でもありました。
その彼女の家族、「英国演劇界の貴族」とも称されるレッドグレーヴ家の面々は、ナターシャの夫のリーアム・ニーソンも含めて素晴らしい役者さんばかり。憧れ的存在です。その人々が今回、ブロードウェイで彼女を追悼する機会に集まった映像を見て、家族のみなさまの損失、そしてまだまだ素晴らしい未来があったはず才能の損失に、心が痛みます。

Youtubeに彼女の「キャバレー」の映像がありました。動いているのを観たのは初めてなので嬉しいです。



心よりご冥福をお祈り致します。