林業というと「木の仕事」と思われがちですが、
現場にいると、実際に向き合っているのは
木よりも「人」だと感じることが多々あります。

焦り、慣れ、思い込み、無理。
事故やトラブルは、たいてい森に入る前から始まっています。

今日は、林業の魅力シリーズを続けてきて
あらためて強く思っていることを書きます。
「林業より先に、私が見ているもの」についてです。

 

 

 

林業の魅力シリーズ 第418弾

「職人という生き方」(永六輔 編)

 


はじめに

林業は、作業でしょうか。

 

それとも、仕事でしょうか。

 

私は最近、こう思います。

 

林業は――
職人の生き方 なのではないか、と。

 

今週は

 

教える人の話。
親方の話。
道具の話。
消えない言葉の話。

 

最後に、この本を紹介します。

 

『職人という生き方』(永六輔 編)

 

林業と直接書かれているわけではありません。

 

でも、ページをめくるたびに
「ああ、山の人だ」と思うのです。

 


Ⅰ.型を持つ人は、強い

この本に出てくる職人たちは、
皆「型」を持っています。

 

自分なりのやり方。
譲れない順番。
守り続けている所作。

 

林業も同じです。

 

立ち位置。
逃げ道。
道具の置き方。

 

型があるから、
迷わない。

 

迷わないから、
安全が守られる。

 

職人とは、
技術よりもまず「型」を持つ人なのだと
あらためて思いました。


Ⅱ.背中で伝える

この本に出てくる職人たちは、
多くを語りません。

 

理屈を並べない。

 

ただ、黙ってやる。

 

それでも、
若い人は育つ。

 

なぜでしょう。

 

背中が語っているから です。

 

林業も同じ。

 

親方の背中。
道具を手入れする姿。
山に向かう静かな表情。

 

あれが、最高の教科書です。


Ⅲ.継承とは、静かな営み

職人は、
自分の代で終わることを望みません。

 

誰かに渡す。

 

そのために、
毎日同じことを丁寧に続ける。

 

林業も、まったく同じです。

 

森は、次の世代のためにある。

 

技術も、次の世代のためにある。

 

今週、私は改めて思いました。

 

林業とは、
職人という生き方そのもの なのだと。


おわりに

この本を読んでいると、
派手な言葉は出てきません。

 

でも、重みがあります。

 

林業も、そうありたい。

 

静かで、
丁寧で、
確かで、
次につながる仕事。

 

それができたとき、
私たちはきっと

 

「森林ビルダー」と呼ばれるにふさわしい
職人になれるのだと思います。

 

 

 

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