林業の魅力シリーズ第385弾
林業の未来は、今日「やらないこと」を
決めるところから始まる
安全と継続の現場判断
正月が終わると、
「今年は何をやるか」「次はどこへ進むか」
そんな話が自然と増えてきます。
けれど林業の現場に立つと、
未来はそんな前向きな言葉だけでは
作れないと分かります。
林業の未来は、
今日“やらないこと”を決めるところから始まる。
これは消極的な話ではありません。
むしろ、続けるために必要な、
最も前向きな判断です。
1.無理な作業を「やらない」という判断
現場では、
「今日中に終わらせたい」「ここまで進めたい」
そう思う場面はいくらでもあります。
でも、
体調が万全でない
天候が不安定
人手が足りない
そんな条件が重なったとき、
無理をしない判断ができるかどうかで、
事故は大きく変わります。
やらない判断は、逃げではありません。
それは、明日も現場に立つための選択です。
2.技術より先に、現場を壊さない
新しい機械、仕組み、技術。
どれも林業の未来には必要です。
ただし、
現場が疲弊したままでは、
どんな技術も根付きません。
技術は、人が安全に使えてこそ意味がある。
人が無理をしている現場に、未来は生まれません。
まず守るべきは、
今日の現場が“無事に終わること”。
その積み重ねが、結果として未来をつくります。
3.続けるための「地味な判断」
林業は、一年で結果が出る仕事ではありません。
十年、二十年、もっと長い時間をかけて向き合う仕事です。
だからこそ、
派手な成果よりも、
地味な判断が重要になります。
・今日はやめる
・ここで引く
・無理をさせない
その一つ一つが、
現場を、森を、人を守ります。
森は急ぎません。
急いで壊れるのは、いつも人間の側です。
林業の未来は、
夢やスローガンだけで語れるものではありません。
今日の判断が、
明日の安全につながるか。
十年後も、この現場に立てるか。
「やらないこと」を決める勇気。
それこそが、林業の未来を支える力です。
派手じゃなくていい。
続けられることが、何より強い。
森は今日も、黙ってそこにあります。
人間が、それに見合う判断をできるかどうかです。
note更新のお知らせ(12月31日更新)
彩ちゃんの安全物語 特別編が公開されました。
『何も起きなかった現場』
― それが一番の成果だった ―
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