夕闇。

 ひっそりとして、音もなく訪れる仲間。

 

 

 「夜」は、自分の味方のような、親しい友達のような気がする。子供のころから、夕方から夜にかけての時間帯が好きだった。おとなになったら、そこにさらにお酒と音楽という仲間が、いっしょに夜を味わうようになってくれた。 夜になると、勇敢さと微妙に繊細な感じが同居するのも、不思議で面白い。

 

 

 誰に気兼ねもなく、夜の温泉を味わう。前にも書いたけど、温泉って、時間や季節で湯温も匂いも感触も変わる。(源泉かけ流しの自然な温泉)

 ここの温泉は、夜のほうが匂いが濃い。山がすぐそこに迫っていて、夜行性の野生動物たちの息遣いが聞こえそうだ。闇に向かって、じいっと目を凝らし、耳を澄ませる。

 

 感覚が研ぎ澄まされる瞬間の連続。

ちいさな緊張感をもって、ひとり、じっとする。

 

 宿の案内には、「サルやシカ、ニホンカモシカと会えることがあります」とあった。とにかく山奥なのである。

しかし、会わない・・・・。(ちょと期待しているんだけどな♪)

 

 やたら遭遇するのは、この方々だ・・・。

 

 

 

 女将さんいわく、野良猫が住み着いちゃったらしい。みんな、美味しいものをもらっているのだろう。。

 「餅」のようなのだった。

 

 

 餅・・・・・( ;∀;) 

 

 

 餅ねこたちは、広い敷地内に神出鬼没し、お客さんをオオヨロコビさせていた。

 

 実は・・・バイトなのかもしれない・・・。ねこの手は、借りるに限る。

 

(うう・・・キモチイイ・・・・♪・・のは、わたし(笑))