割ばしから車(カー)まで /秋岡 芳夫 /150P
ノコの錆を落とそうとして、目の細かなサンドペーパーを持ち出したら、道具拝見と遊びに来ていた建具屋の親爺に、「そいつぁいけねぇ、とくさにしな」とたしなめられた。
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とくさの硬さが、錆(酸化鉄)よりは硬く鋼よりは軟らかいためらしい。
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他錆びた刃物は、包丁でも小刀でもとくさで磨くにかぎる。刃物で一番大事な<裏>は、錆が絶対禁物だが、もし錆びたら早いとことくさで錆を落としておく。
今、あまり生活の中で見なくなりましたが、
とくさは爪を磨くのにも使ったようですね。