ハインリッヒの法則というのは、1件の重大災害の裏には29件のかすり傷程度の軽災害があり、さらにその裏にはケガまではいかなくても300件のヒヤッとした体験が存在しているという考え方です。
潜在的なことまで目を向け、顕在化する確立を数字にしたのが 1:29:300 の法則で、これは失敗にもあてはめることができます。
この数字は参考程度でいいと思うのですが、
これは致命傷になるまでに、危険がありそうなことをたえず検討していけば防ぐことも可能で、その先に待ち受けている失敗を防ぐこともできることが多いと考えることができるといいます。
そしてこれは病気にもあてはめることができると思うのです。
いきなり大きな病気になるわけではなく、1つの大きな病気の陰にはいくつかのちいさな病気があったに違いないと考えることもできます。
そしてその背景には何倍もの体の不調または変調があり、それが病気ともいえない東洋医学でいう未病にあてはまるように思います。
体は治癒しようとし、サインとして表れてくることが多いですが、体と頭が離れてしまうとそのサインを見落としてしまうことも多くなったり、
また体はそうしてほしいと言っているのに、頭ではそれを否定してしまっている・・・そんなことも多いと思います。
結局は自分自身の体は自分で守らないといけないし、よくするも悪くするも自分次第で、医者が治してくれるわけではありません。
そしてそのサインの原因に対応する方法が間違ってしまうと、また違う形で表れたり、そのものをだた軽くしただけに過ぎないことも多いと思います。
なかなかそのサインの原因まで見抜けないですが、少しずつでも改善していけたらいいと思います。
友人でひどい貧血になっている子がいました。
貧血は酸素が不足してしまうので、細胞が活性できないことにもつながりますが、その子は大変な病気になることがあるらしいよね~と人ごとのように言っていたので、
それ以上関わって伝えようとすることをやめました。
久しぶりに会うと、なかなか風邪が治らず、1か月以上もせき込んでいたとか・・・アキレス腱痛で大変だったとか・・・・腰痛がひどかったり、他にも大変だったことを言っていましたが、
それを年のせいだといっていて、何の体の改善をしようともしないことに落胆しました。
それらが貧血から起こっているかはわかりませんが、それだけいろいろと体は訴えているのに体を改善しようと思わないのかな・・・と言っていると、
つきのいやしさんは体に気をつけているけど、普通そんなもんやで・・・と他の人にもいわれました。
自分で自分の管理をしないと必ずツケがまわってくると思うので、そういった体のサインを見落とさず、体を大切にしてきたいと思います。