脳には新皮質といわれる人間が発達している知性の脳と古い皮質といわれる部分があります。
この古い部分というのは、大脳辺縁系といわれ、生命現象の呼吸や吸収や、排出、循環、食欲、性欲などにも関係してきます。
また喜怒哀楽の情動にも関係し感情と深く関わり、記憶にも関わっています。
そしてこの大脳辺縁系は男性より女性のほうがやや大きいので、女性は過食症、拒食症などの節食異常や情緒不安定になりやすく、
また人との関わりを好み、子供を育てるなど感情的に結びつく性質を持っているといわれます。
この大脳辺縁系へ送られる情報として嗅覚の刺激、原始的な皮膚の感覚、体からの情報などがあります。
言い換えれば香りと感情と皮膚の感覚が密接に関係していて、それを一緒に刺激できるものとしてアロママッサージがあります。
アロママッサージは、香りと共に直接皮膚にオイルを塗ることで、感情のバランスを整えていくことができるといえます。
それに凝り固まった筋肉を柔らげ、血流やリンパの流れを促し、温めることでさらに効果を高めることができます。
心のバランスが崩れそうになった時には、好きな香りをかいでみるだけでも心が和むはずです。
香りと記憶もまた密接な関係があるので、心地よい記憶にまつわる香りをかぐだけでも、その時の心地よさが甦り、心が和むことがあります。
ストレス発散として男性にも、そして感情の生き物である女性のメンテナンスにもアロママッサージは効果が高いと思います。