高齢女性は転倒を防ぐため、高たんぱく質の食事をとって筋肉の減少を抑えるように、
と英ノッティンガム大学のマイケル・レニー教授(臨床生理学)らが呼び掛けている。
人は50歳を過ぎると毎年最大0.4%ずつ筋肉を失っていき、
運動能力が低下する。
65-80歳までの男女を調査したところ、特に女性が筋肉の減り方が早かった。
このため65歳以上の女性には、卵、魚、鶏肉などを多くとり、
たんぱく質を補充するように勧めている。
教授は、「股関節と膝が支えられていれば、
転倒を減らすことができる」と話している。
たんぱく質をとったからといって、筋肉になるとは限らないだろうし、
イギリスのデータであって、日本人に当てはまるとはいえない。
それにはまず遺伝子の違いがある。
日本人は炭水化物人種で、欧州や欧米はたんぱく質人種といわれる。
だから炭水化物人種の日本人が動物性たんぱく質を多く摂ると、
体が備わっていないので、不調をきたす。
それとたんぱく質を摂ったからといって、筋肉になるとは限らない。
たんぱく質を分解し吸収するには、いくつもの酵素やビタミン、ミネラル、特にビタミンB6
が必要になってくる。運動も必要。
しかも高齢になってくると、代謝全般の機能が低下しているのに加え、
たんぱく質は特に代謝に時間がかかり、代謝物の老廃物が多く生成される。
そのため体に負担がかかってしまう。
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