〈これがよく効く薬だ〉と信じて飲めば薬のように効果が出る。
私たちの体は脳で信じた通りの化学反応を起こす。
イギリスの精神分析医J・A・ハドフィールド博士などが
実験をして明らかにしている。
3人の男性に握力計を握らせた。
「君たちは弱いんだ・・!」とマイナスの暗示をかけると、
通常の握力計測値の1/3だった。
今度は「君たちは強いんだ・・!」と暗示をかけると
通常より5割増しに跳ね上がった!
これだけの言葉で、生体内化学反応が大きく変わった。
プラシーボ効果については、その他多くの資料がある。
言葉が力となり、脳に働きかける。
また笑うと脳が快モードになり、βーエンドルフィンなどのホルモンが活性される。
笑うと声で脳が反応し、酸素を取り込む量も増える。
免疫と深く関わるNK細胞の活性にもつながり、
がん患者をはじめ、病気である人をなんばグランド花月に連れて行って
免疫を活性させる医師も多くいる。
大阪は2005年から笑い療法に300万円の予算を組んだほどである。
仏教には、《和顔愛語》という言葉がある。
穏やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接しなさい、そうすればあなたが救われます、
という教えである。
他にも《笑い栄ゆ》という言葉もある。
笑顔は家庭に幸せを、商売に善意をもたらす。
疲れている人には癒しを、失意の人にとっては一筋の光明をもたらす。
笑っている人は、自然に栄えていくのである。
人と会った時も笑顔から、電話の時も笑った声の《笑声》で接する。
《笑声》という言葉は、リッツカールトンで教わった。
健康を失ってしまうと、なかなか笑顔になりにくい。
笑って過ごせる日々が送れるよう、ブログで伝えていきたいと思っている。