少し長い文章ですが、   

   犬好きの方には面白い内容なので、   

        是非 最後まで一読 願います ニコニコチョキ


イヌは、約15000年前に人間によって家畜化されたオオカミであり、

当時は人間とともに東アジアで暮らしていました。





つまり、日本も含む東アジアは、犬のはじまりの地なのです。


そこから人の移動とともに犬の祖先は世界に広がり、
約12000~14000年前にはヨーロッパ・アジアから
当時は陸続きだったアメリカ大陸まで広がっていきます。


そして、家畜化したオオカミの中から、

より人間にとって都合のよい個体を選んで繁殖させ、

次第に犬という動物が成立しました。



わんわんイヌはオオカミから進化した!わんわん




麻布大学で伴侶動物学を研究する菊水武史先生のグループは、
イヌと飼い主との関係を観察すると共に、
オキシトシンの濃度を測定しまいした。
オキシトシン別名『愛情ホルモン』ともいわれ、

子供が親に甘えたり、目をみつめたりすることにより、

親の体内で増加します。


オキシトシンが母乳の中に含まれていることは よく知られています。


また、親の愛情深い育児行動を受けた子供の体内でも増殖します。

こうして親子の絆のようなものを形成していくといわれています。



菊水先生達は、

人間の親子のような関係がイヌと飼い主の間で

生じているかを調べました。

すると、

イヌに見つめられた飼い主はオキシトシンを多く分泌し、

イヌを撫ぜたり抱き上げたり話しかけたりする親和的な行動をすることが
わかりました。
それによってイヌもオキシトシンの分泌を増やして、
飼い主を見つめるサイクルが回ていることを発見したのです。

そして、興味深いことに、

飼い慣らしたオオカミと飼い主の間で同じ実験をしたところ、


オオカミは飼い主とじゃれ合っても飼い主を見つめる行動はほとんど行わず、

オキシトシンも増加しなかったのです。


今も、イヌとオオカミは遺伝子レベルではほとんど同じだそうですが、


イヌは進化の過程で人間との親密な関係性を結んだことによって
オオカミとは別の道を歩んできたようです。

又、消化吸収能力においても、オオカミより効率的にデンプンを消化できる

能力を持っているそうです。


つまり、


イヌは人間との絆を形成できたという点で、


起源であるオオカミと全く異なっていたのです。