『うわぁ、素敵なお店!』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
数ヶ月前、私は大きめの仕事を任され、プレゼンに行った先のクライアントチームにウォヌがいた。
 
 
 
久しぶりの再会を喜び、後日食事の約束。いい店があるからと連れてきてくれた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「プレゼン完璧だったよ。うちの部長も即決だったしね」 
 
 
 
 
おほほ、そうでしょうよ、そうでしょうよ。何ヶ月も練りに練って作り上げた企画書だもの。本番当日は緊張しまくり膝ガックガクで大変だったんだから。
 
 
 
 
「そんなふうには全然見えなかった!さすがヌナだね。」
 
 
 
 
 
そう。昔から冷静沈着風が私の得意技。
 
 
だから今、すごくドキドキしてるって気づかないでしょ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
幼い頃は私のくっつき虫でかわいい弟のように思ってた。
 
 
 
人前では黙りこくっているくせに、私と二人になったとたん陽気に喋りだす彼に(これじゃ、とうぶん彼女もできないなぁ)なんて思ってたのに
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつからだろう、でっかくなったウォヌが私を見下ろしながら笑うたび、(彼女ができたらもっと優しい目をするのかな)と考えて何度も胸がギュッとした。
 
 
 
 
 
あぁ、振り返れば私の青春、酸っぱいことだらけ。結局、勇気がなく想いを告げないまま、社会人になり、夢中で働いてるうちに転勤が決まった。(この時の涙は枕だけが知っている)
 
 
 
 
 
 
 
仕事の近況を楽しそうに話すウォヌを見つめながらそんなことをぼんやり思い出していると、「プレゼンってどうしたら上手いく?」と聞いてきた。



今度自分の企画をプレゼンするんだけど、ヌナ、一回聞いてくれないかな」


 
『うん、おけー。』冷静を装いながら、目の前のカクテルを飲み干した。
 
 
 


 
クローバークローバークローバークローバークローバー
あんにょんにょん。
 
ウォヌくんと妄想で戯れていたらこんなに日が経っていましたポーン





しかしウォヌくんと恋愛するとなんだか毎日を丁寧に生きているようなきもちになります。はい、気持ちわるいー。
 
後編続きます。