ずいぶん前から


トロッコ列車に乗ろうとして


駅までは行くのだが


運休期間だったり


長蛇の列だったりして


トロッコに乗れなかった



真剣に乗りたいと思わなかったせいかもしれないが


行く道も覚えるほど


馴染みになっていたのに、だ。



朝ごはんの時、1歳半の秀太郎が

新聞広告の電車をみて

興味を示したことから


トロッコ列車の存在を思い出したのだ。



今日こそは乗るぞと


亀岡まで出かけた。



5両編成の2号車で


キャンセルがあったので


5人とも指定席に座れた


周りはほとんど中国からの観光客で


まるで海外旅行をしているような変な気分だった


保津川を長江の支流だと思ってみる



いやいや


なかなかの絶景で


夏とはいえ涼しく


快適な40分間の旅を楽しめた



秀太郎は大喜びで


川下りをしている舟人に必死になってちいさな手を振り、


舟人もトロッコに向かって嬉しげに手を振るので


言葉のない一体感が満ちあふれ


何ともいえず幸せな気持ちになった



知らない人に手を振り、振り返してくれる行為が


こんなにも新鮮だとは気づかなかった



たった2時間足らず場所だが、


非日常を存分に満喫できた休日だった