山口に行ってきた


兄の見舞いと家の片付け


海坊主のような兄は


日に日に快方に向かっているようだが


少し熱が出ていたりするので



ほっとしては心配したりの


繰り返しだ


離れていると心配ばかりだが、


出会うと安心する



「帰ってきてくれてうれしい」


と、素直な言葉が出る



母の看病の時も


「嫁に行った娘が実家にそうそう帰ってくるものではない」


という考えの母だったのに


「帰ってきてくれてうれしい」


と、何度も言われた



顔を見せるしか励ます方法がない



いつも強気で


苦言ばかり言われる兄に


そんなことを言われると


胸に迫るものがある



ぐじゃぐじゃの家の片づけをしながら


兄の行く末を案じてみる



男やもめに嫁に来てくれる人などおるまいか?


いいやつなんだが


濃いすぎるキャラだ



ため息をつきながら帰路につき



雨の中車を走らせ


人生について考えた



生きている限り美しく生きる



それに尽きるな。