みかんの花が咲き、風がその香を運んでくると
ふるさとを思い出さずにはいられません。
嫁いだばかりの頃は、みかんは瀬戸内の私の生まれた島にしかないと、どこかで思い込んでいたようで、
遠く離れたこの地で、庭先に植えられたみかんの木を見つけると、とても不思議な気持ちになったものです。
今はすっかりこの地の人となり、海が恋しいともあまり思わなくなったことを悲しいと思うほどになっても、みかんの花の香には、反応しないではいられません。
生まれたときからこの香りの中で育ったのだから。
ほんのりとした花の香が、脳細胞を刺激して、幼かった頃の私に出会わせてくれます。
うれしかったことも、悲しかったことも連れて。
庭に植えたレモンの木には今年はまだ花が咲かないけど
ならば、私は小さな私に出会いたいから
レモンを植えたのだと
今やっと、わかりました。
パソコン教室で教わったのでワードで作文を書いてみた。
