あいにくの雨模様なれど


衣笠の古寺に行ってきた


侘助椿に出会いに行ったのに


花の季節は終わっていた


薄ピンクの


いや、薄ももいろ


薄紅色?


なにせ上品な、そういった感じのかわいい花が


ひと花だけ咲いていた



やっときたのね


遅いわよ


と、言わぬばかりに


樹齢400年の枝葉のすきまからこちらを見ていた



ひと花だけでも十分に


愛らしく、美しかった



とても美しい寺庭なのに


日曜の午後の参拝者はちらほらで


もったいない感じだったが


静かな庭を歩くのも、


非毛氈の上に座って庭を眺めるのも


独占したようで、贅沢な時間だった


来年は3月に絶対来よう



さだまさし氏の「春告鳥」を聴いて


ずっと思い描いていた


侘助椿にやっと出会えた


京都、等持院