奇跡の人。。② | ののののブログ

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LAに住む引きこもり。猫より猫らしく暮らしてます。。時々、日本に帰ったら走り回ります。


つづき↓



私はびっくりしたなんてもんじゃありません。。


「。。なんの癌なんですか?」


「骨肉腫。それで今も腕が骨折してるんだよな」


と言っているのに、私の横でその方が平然と車を運転していたので更に驚きました。。


「。。車の運転していて、痛くないんですか?」


「いてーよ!いてぇけど、いてぇ顔しても治らないから、いてぇ顔しないだけだ。医者も同じ事言うんだよな。痛くないんですかって。いてぇ顔しても痛くならないなら、いくらでもするけど、いてぇ顔しても治らないなら、いてぇ顔なんかしない。俺は、そんな無駄な事をしない」


「。。それで、お医者さんはなんて?」


「行くのやめた。だって治らなねぇのに行っても意味ないだろ。それに変なこと言うんだよ。骨が折れてるだろ?レントゲンみると、そこから、灰色の細い糸みたいなものが何本か生えてるんだよ。折れてる骨を繋げようとしてるらしいだけどよ、その糸みたいなのが、わかんねぇつーんだよ。医者はこんなの見た事ねぇから、学会に発表したいとか言うんだよ。俺は、治して欲しいだけだから、行かねぇよ!」


と言って、医者にも行かず、ボランティア活動やらをしており、しばらく信じられない光景をみてまいりましたが、数年後、最後まで人の為に尽力され、全てをやり尽くしたかのようにこの世を去ります。


そんな生き神様のような方も、最後は人として亡くなったように個人的に思います。


私だけではなく、たくさんの人達に一生、心に刻まれるそんなお方でした。。


亡くなられた後、外科医の知り合いに何人かこの話をしましたが、みんな「そんな奇跡みたいな話は、見た事も聞いた事もない」と言われました。。


病気の事は、大体医者の言う通りです。

余命など、ピタリと当てる事がほとんどですが、私の周りの特殊な人は、どういうわけか一般的な事例が当てはまらない事が多いのです。。


それは、奇跡を引き起こせる人達に、出会えている確率の違いなのか、その方々のとてつもない生命力なのか、もしくは、命に勝る意思なのか、私にはわかりません。。


最後になりますが、この記事に辿り着いたあなたは、さぞかし知能指数が高いか、感性が異常に鋭いか、はたまた地球に大きな力が働いて、それを仮にカミだとするならば、カミに導かれたカミに愛されし者なのでしょう。。


貴方は、そのうち、奇跡を目の当たりにするかもしれません。。


いつの日か、きっと。。


おまけ画像は、三峯神社の石畳に浮かび上がった龍の姿↓