- 金井美恵子の「恋愛太平記」は4人姉妹が主人公。上から31歳、28歳、25歳、24歳の姉妹の1980年ころから10年間くらいの長編物語。
金井美恵子小説には多分2通りあって、読者があるていど批評性をもってよまんと楽しめないもの。(1970年代~初期作品に多い)と、
な~んも考えんとよめばよむほど気持ち良くなってくもの(1980年代~から増えてくる)があって、「恋愛~」は、
目白四部作と共に、後者の代表作。女四人もいるんだから、結婚、浮気、離婚、出産、病気はあたりまえに出てくるし、
冠婚葬祭から正月、雛祭り、花見、盆、法事と日本の四季があいまってよんでると(みてると?)下手な日本映画みるより陶酔できます。
もうひとつは登場人物たちの話す中身のおもしろさ。男たちも登場しますが、かれらはあくまで遠景にしりぞけられて、
女どうしのはてしないおしゃべり。がこんなに楽しいのはスパイスとして皮肉や諧謔がきいてるとしても、それだけでもないような・・・。
で、著者自身公言し、読んだひと多くが言及するのが、谷崎潤一郎「細雪」との親和性。
時代がちがうだけで、上記の設定はほぼ同じ。「恋愛~」があまりに気持ちよかったので、すぐ読みましたよ、「細雪」。
いやあさすが名作、こっちもいいなあ。でも今回は「恋愛~」読まんかったら「細雪」よまなかったわけで、「恋愛太平記」をおすすめします!
お正月とかに、なんか日本っぽい(ってなんだ?)ものゴロゴロしながら読みたいなあって時にどうぞ。
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掲載基準は文庫優先、絶版以外をのせています。楽しんでいってください。敬具)
