こんにちは。

口腔顎顔面外科専門医パク·ジョンチョルです。

 

顔のバランスのとれた比率と繊細なラインは、

美しさを表現する重要な要素です。

 

特に、あご先の形と位置を調整する顎先手術は、

顔の全体的なバランスと調和に大きな影響を及ぼします。

 

顔面輪郭の顎先手術には

あご先前進術あご先縮小術あご先延長術あご先後退術

などに分けられます。

 

​今日は、多数のケースの中で

輪郭3点を行いながら顎先延長術を受けた

患者の術後CT分析をしてみたいと思います。 

 

私が準備した顔面輪郭手術CT比較を通じて、

自己骨を利用した顎先の長さ延長術が実際にどのような変化を誘導するのか、

そそして外見がどのように変わるのかを確認して、

必要な場合、最善の決定ができるように理解が深まればと思います。

 

​手術計画

 

29歳の女性です。 次のように輪郭手術を受けました。 

 

・顎先T折骨術:長さ3mm増、前後方の位置維持、幅は4mm狭く

・エラ切除術:下顎角切除、皮質骨削除、咬筋切除

頬骨縮小術:45度骨折除量3mm、移動量(金属板規格基準)

45度頬骨2mm、横頬骨6mm縮小

 

​手術2週間前、両側こめかみbotox注入

 

術後経過

 

患者さんが個人的に輪郭手術後、唇にfillerを注入しました。 

また、歯のラミネート施術をで歯をより長く厚くしました。 

 

​体成分分析の結果です。
 

術前術後体重変化:0.4kg減少

体脂肪率:7%増加

筋肉量:4kg減

 

術前術後3ヶ月の骨組織変化比較

 

術後骨がどのように削除されたのかを先に見たいと思います。

 

術前に比べてエラの幅が狭くなり、

顎の先の長さが延長されていることが確認されます。

実際にどれだけ顎先が長くなったのか確認してみましょうか?

 

術前術後3ヶ月、顎端の断面変化

 

骨組織を基準に3mm増加し、

実際の軟組織は骨変化量の半分程が長くなったことが確認されます。

 

 

比較しやすいように、術前の画像に描いた黄色を術後画像に重ねました。 

顎先だけでなく唇も厚くなっていることが確認できます。 

これは患者さんが唇にフィラーを注入されただけでなく、

歯のラミネートを厚く作製したことと関係あります。​

 

今回は逆に術後の軟組織イメージに黄色で描き、術前と比べてみました。

 

 

ここで白い線は術後あご先の軟組織の厚さです。 

ご覧のように術後の該当部位の軟組織の厚さが

術前に比べて薄くなったため、

実際に骨の長さ増加に比べて軟組織の長さ変化は減少しました。

​では軟組織の変化を見てみましょう。

 

術前術後3ヶ月軟組織イメージ比較

 

 

こめかみからエラへと続く横頬骨のラインが滑らかになっていることが確認できます。

エラを切除しましたが、顎のラインがよりはっきりしていることがわかります。

 

口角、唇が全般的に術前に比べて下方に位置します。

 

自己骨移植状態

理解しやすいように下のイメージを作ってみました。 

顎先の骨を下方に移動してできた隙間に、

エラから切除した骨を小さく粉砕して埋め込みます。

 

 

術前術後骨イメージを重ねてみました。  

水色に見えるのが術後イメージです。

 

ラミネートの影響で歯が厚くなり、顎の先が広く長くなったことが確認できます。

 

 

 

臨床写真の比較

この方の臨床写真を見て、

写真と実際の骨の変化量には思ったより大きな差があるということが伝わりますか?

 

術前術後の写真は、鼻と目の大きさを基準にして調節しました。 

両耳の露出量が違うのは、カチューシャの影響です。

 

 

術前の顎先に貼ったシールは、5mm幅を意味します。 

これを基準にすると、顎の先が5ミリくらいは長くなっているように見えます。

 

これまで顔の美しいバランスのために適用される顎先の長さ延長術が

どんなものなのか詳しく伝わるように、具体的な情報をまとめてみました。

皆さんの疑問を解決し、有用な情報になることを願っております。

 

ありがとうございます。

 

 

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