こんにちは。
口腔顎顔面外科専門医の
パク·ジョンチョル です。
両顎手術と関連して、
患者様が気にされる単語があります。
それは、両顎先手術です。
10年余り前、両顎手術が流行した時期には
「両顎先手術」という概念が
一般的ではありませんでした。
しかし、最近では正常な咬合を維持したまま
審美的な目的を中心に手術を行う事例が増加し、
「両顎先手術」という用語が使われています。
両顎先手術とは何ですか?
一般的な両顎手術は不正咬合を伴うことが多く、
手術前後に歯の矯正が必ず必要です。
しかし、両顎先手術は基本的に
正常な臼歯部咬合(Class I)を
維持した状態で手術を行います。
つまり、歯の前後方的移動が必要ない状態で、
顔の比率、立体感、唇の閉じ具合などの
審美的な改善を目的に行う両顎手術です。
まとめると
・咬合関係は既に適切であるため、維持する
・あごの位置及び顔骨格比率の調整が主な目的
・手術後、歯の矯正がなくても審美的な結果が期待できる
なぜ輪郭手術ではなく両顎手術が必要だったのでしょうか?
多くの患者様「顔を小さくしたい」
という理由で輪郭手術を考慮します。
しかし、実際には単純な骨の切除だけでは
解決できない問題も存在します。
両顎先手術は上顎と下顎を一緒に
移動させて顔の比率と機能を
同時に改善する手術で、
顔の幅縮小と顎下の肉減少、
唇の閉じ具合の改善など
複合的な効果が期待できます。
一方、輪郭手術は顎のラインや頬骨など
局所的な外形改善には役立ちますが、
顎の位置移動は難しく、
下歯槽神経損傷のリスクがより大きいです。
したがって、根本的な改善が必要な場合は、
両顎先手術がより適しています。
両顎治療計画の樹立
今回の事例の患者様は、
額に比べて下あごが突き出ていて、
顔の幅が狭くなることを希望されました。
これに伴い、
次のような手術計画を立てました。
*上顎ルポト骨切
・前歯部1.5mm上方移動
・臼歯部3.5mm上方移動
・上顎左に0.3mm移動
・前歯部基準で3.2mm後方移動
*下顎肢視床分割切断術
*下顎角切除術
顎先T字切り術(長さ維持、幅のみ縮小)
術後変化
実際に手術直後、下顎は
*垂直的に3.95mm上方移動
*後方に2.89mm移動しました。
正面の写真を見ると、
顔の幅が著しく狭くなっているのがわかります。
顔の幅が狭くなったことを確認しやすいように、
同じ大きさの四角を位置しています。
これは、
下顎枝の内側回転による正面幅の縮小効果です。
術後11カ月、長期経過
手術後11カ月が経ち
下顎角切除部位に約6ミリの骨が再形成されています。
CTと軟組織の
変化イメージからも分かるように、
正面から顔の幅が減り、
あごのラインが柔らかくなりました。
咬合の変化は?
当初の計画通り、校合は維持し、
手術後、一部の歯並びを整えるための
微細矯正のみ行いました。
したがって、
一般的な両顎手術のように咬合を新たに設定し、
前後方の移動を調整する過程がなくても、
審美的な改善効果が得られました。
両顎vs輪郭手術
両顎先手術と輪郭手術はすべて顔の
審美的改善を目標にしていますが、
手術の接近方式と期待できる変化には
明らかな違いがあります。
まず、両顎先手術は正常な咬合(Class I)を
維持したまま上顎と下顎を一緒に移動させて
顔全体の比率と立体感を改善する手術です。
一方、輪郭手術は主に下顎角、頬骨、
顎の先などの一部を切除したり整え、
顔の外形を変える手術で、
顎の位置自体を移動させることはありません。
顎矯正両顎は顎骨を全体的に移動させるだけに、
下顎神経損傷の危険が低く、
下顎枝の回転を通じて正面から
顔の幅が狭くなる効果が期待できます。
一方、輪郭手術は骨を切除する過程で
下歯槽神経損傷のリスクがより大きく、
回転ではなく切除中心の手術であるため、
顎骨の機能的移動は困難です。
また、両顎先手術は顎の位置が上に入り、
後方に移動しながら舌の位置が改善され、
顎の下の肉が減る効果も期待できます。
これとは異なり、
輪郭手術だけではあごの下の
軟組織改善が難しく、
口を自然に閉じることが難しかったり、
あご先の砂利のシワのような
機能的不均衡は残ることがあります。
結論的に、
単純に顎のラインを滑らかにしたい場合には、
輪郭手術でもある程度効果が見られますが、
唇の閉じや顔の幅の縮小、
顎の下の肉の減少のような複合的な
改善を望むならば、
両顎先手術がより根本的な解決策になり得ます。
これらの違いを理解することは、
治療の方向性を決定する上で非常に重要です。
「両顎先手術」の長所要約
1.神経損傷のリスクを軽減
顎骨全体を移動させるため、
下歯槽神経管を避けることができる
2.ナチュラルなあごラインの形成
下顎肢の回転と軟組織の変化による
立体的なフェイスラインの改善
3.あごの下の肉の改善
舌の位置の変化により
自然にあごの下の肉が減る
4.非対称改善
下顎枝の内側回転などで
正面幅の縮小及び左右非対称の緩和
5.長期的な安定性の確保
骨格と軟組織の自然な適応で長期維持可能
結論
結論的に、
「両顎先手術」は
正常な咬合を持つ患者にとって、
輪郭手術よりも安全で根本的な
審美改善効果が期待できる手術方法です。
矯正がなくても自然な唇の閉じ方、
柔らかいあごのライン、
顔の幅の縮小などを同時に期待でき、
何より機能を損なわずに外見を
改善できるという点で大きな長所があります。
「両顎輪郭の違い」が気になった方々に
少しでもお役に立つことを願います。
ありがとうございました。
手術案内の動画も配信してます![]()
ウォンジン整形外科 SNSアカウント













