こんにちは。
口腔顎顔面外科専門医のパク·ジョンチョルです。
これまで患者さんの自己骨を利用して顎先を延長したり、
前進する手術を行った場合の術後経過に対する投稿を主にしていました。
しかし、場合によっては顎先の手術にプロテーゼを利用することが経済的、
審美的により適した選択になることもあります。
今日は
シリコンのオーダーメード型プロテーゼを
利用して顎先と体部を復元した事例を
お見せしたいと思います。
手術歴
患者さんは元々輪郭手術を施行された方です。
しかし、最初の輪郭手術時の顎先前進量が不足し、
2次手術時に規格化されたシリコンプロテーゼを挿入しました。
1次手術 顎先T骨切り+エラ手術
2次手術 シリコンのプロテーゼ
2つのスクリューでシリコンを固定しているにもかかわらず、
約3か月でプロテーゼが元の位置から外れてしまいました。
2次手術後の様子
これにより顎先は計画より尖っており、
両側の体部のボリュームが不足しているように見えます。
これを改善するために、
次のようにカスタマイズされたプロテーゼをデザインします。
オーダーメイド型プロテーゼのデザイン - 体部ボリューム補強のための変更
最初のデザインより体部が補強されるように再デザインします。
ここでは2つのデザインだけをお見せしましたが、
患者さんと計4回にわたってデザインを変更しました。
手術の結果です。
術前術後ct分析
軟組織の変化を確認しやすいように同じ大きさの四角形を位置しています。
オーダーメード型プロテーゼが耳唇溝(あご先唇溝、mentolabial sulcus)を
支えながら下唇道上方に再位置したことが確認されます。
また、プロテーゼの上方固定により、
顎の下の肉がより柔らかくなったことが分かります。
小臼歯部分での体部ボリュームの変化を確認しやすいように、
同じく黄色の四角形をしています。
オーダーメード型のプロテーゼが
骨格に合わせてよく定着していることが分かります。
術前術後臨床写真比較
ボリュームの足りなかった体部が適切に補強されていることが確認できます。
患者さんが術後に頭を上げて撮影されたので、実際よりも下顎が大きく見えます。
このような場合、3次元CT画像を参考にすることが有用です。
側面の姿です。
唇と顎先のs lineがより審美的に変わることが見られます。
何度も手術した患者にとってシリコンプロテーゼの長所
この患者さんは、オーダーメード型のプロテーゼを適用する前に、
すでに2回の手術を行いました。
この場合、繰り返し切開すると、
その部位の表情筋に不可避な損傷を引き起こします。
これにより、顎のたるみ(chinptosis)が発生する可能性もあります。
そのため、できるだけ筋肉の損傷を減らすために切開範囲を最小限に抑えました。
シリコンは、限られた切開部を利用して挿入できる柔軟性が、
他のプロテーゼに比べて長所です。
つまり、切開部を少しだけ開けてもシリコンを折りたたんだり曲げたりして、
計画通りに安着させることができます。
この患者さんもやはり術後の心配がなく術後経過を維持しています。
骨侵食などのシリコンプロテーゼの欠点が気になる方は下記の投稿を
ご参考ください。
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