こんにちは。

口腔顎顔面外科専門医パク・ジョンチョル院長です。

 

今日はエラ復元、再建に必要な3D顔面骨プロテーゼ

デザインの際に考慮していることについてお話ししようと思います。

 

1.    ​最初に始めるのは、患者さんの非対称具合を確認することです。

エラ再建を希望される患者さんは、

初診時の顔面骨のエラ手術後に非対称が生じたと話しますが、

もともと非対称を持っている方がほとんどです。

 

つまり、原状復旧によって元々持っていた非対称も同様に

復元されるということでしょう。

 

これを防ぐためには、

患者さんが本来持っている固有の非対称性を評価する必要があります。

具体的な方法については私のブログで詳しく説明したので、

この投稿では省略させて頂きます。

 

これにより、顔面骨の修復が患者の固有の非対称性を出来るだけ

見えないように設計しようとしております。

 

 

2. 原点座標系 設定後の骨格的非対称分析です。

 

この方は左右の頬骨幅に差があります。

これが患者さんが持つ不変の非対称要素です。

右側は67.59で、左側は60.26だからおおよそ7mm程度差がありますね。

エラ部位でも右側は51.53 左側は40.61なので、

おおよそ右側が11mmほど大きい状態です。

 

エラの場合、あえてこの位置で左右幅を比較した理由は患者さんが

望んでいた再建された下顎角の高さがその位置だったからです。

下顎角の高さ設定については後で説明いたします。

 

3. 患者の正面を見て見ます。

これだけ見ては左右非対称が実際にあるのかよくわかりません。

エラ復元が必要かどうか不明確です。

これが3d画像再現映像が将来に克服すべき課題だと思います。 

実際の臨床写真を見てみましょう。

 

 

正面に黒い矢印の高さを見ると、

口角外側の顔の横幅に差があることが分かります。

そして側面では赤い矢印が消えて見えるのも明確ですね。

 

臨床写真に基づいて、患者と下顎角をどの位置に復元するかを相談します。

患者さんは、耳たぶから約15〜20mm下方に下顎角が

再建されることを希望していました。

 

これを基準に患者と対面状態で、

以下のように大まかな位置を確認して行きます。

 

 

4. これを実現するために3d ct画像に戻ります。

骨格イメージから見ると、空中に浮かぶ座標値があります。

赤い四角の中の数値です。

 

 

上の値軟組織画像で測定した耳たぶの座標で、

下の値は耳たぶから約20mm下方の軟組織位置です。

 

 

軟組織イメージで耳たぶの位置を確認でき、

約20mm下方に追加の位置確認をします。

 

赤い矢印で示したのが軟組織座標のうち高さ座標で、

その差が左側は約18mm程度になるので、患者が望む位置に合致すると言えます。

この位置を基準に骨格へのデザインを始めます。

 

私が最初に「下顎角の高さ設定については後でお話しさせていただきます」

と話しましたね。

 

 

該当部位が患者さんが下顎角再建を希望する高さであったため、

その座標値が重要でした。

 

5. この高さを基準に正面の姿もデザインします。

そして側面もデザインします。

 

6.これに基づいて、実際のCAD仮想成形プログラムを使用して

一次デザインを完成します。

 

 

このデザインの妥当性評価は、次の投稿に続行します。​

お役に立ちましたら、共感コメントお願いします。

ありがとうございました。

 

 

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