韓国輪郭手術レポ、頬骨及びエラ縮小
「輪郭2点手術」ダウンんタイム中の変化
こんにちは、口腔顎顔面外科の専門医パク・ジョンチョル院長です。
今回は頬骨及びエラ縮小術を受けた患者様の回復過程を
7日、14日、21日、1ヶ月、2ヶ月、4ヶ月、1年後の段階で細かくご説明させていただきます。
手術前の分析:精密診断のための
企画化された写真と3D CT活用
手術前の分析:精密診断のためのデータを基にしたアクセス
症例の患者様は丸く広がった顔の形を改善目標としました。特に、顎先の長さが短く見え顔が更に丸く見える傾向がありました。正確な診断のため、規格化された正面写真を活用して顔立ちの診断を行いました。
- 顔の黄金比率の分析:頬骨縮小後に予想される顔の幅を基準に、顔の幅と長さの比率を分析した結果、1:1.51で理想的な黄金比率(1:1.618)に比べ多少低い数値が見られました。この結果を基に、顔の長さを少し長くすることで審美的により良い結果が出られると言いますが、患者様との深いカウンセリングを行いエラと頬骨縮小のみ行うことにしました。
手術前の分析:精密診断のためのデータを基にしたアクセス方法
(規格化された写真と3D CTの活用)
- 3D CT分析:3D CT撮影を行い、患者様の骨格状態を精密に分析しました。小児歯科学医師の成人骨格の平均データを参考し、患者様の顔のサイズと非対称の程度を客観的に診断しました。
- 骨格のサイズ:患者様の頭蓋骨の幅、頬骨の幅、エラの幅、顔の長さは全て平均値から1~2mm前後の誤差が出ました。つまり、症例の患者様の骨格は韓国人女性の平均骨格のサイズ内に入ります。しかし、顔の縮小術を望まれる方は平均的な顔の骨格のサイズより小さい顔を好まれる傾向があります。
数値引用:大韓小児学会誌 35(3) 2008慶熙大学校歯科大学小児歯科学校室、口腔研究所
- 非対称の分析:顎先が左側に約3mm変位され、左右頬骨の幅にも差が観察されました。特に、エラ部位の非対称は頬骨の幅との相対的比率を考慮し診断しました。その結果、正面から見た時、左側のエラ部位を右側より大幅に切除する必要がある事が確認できました。
手術前の分析:精密診断のためのデータを基にしたアクセス方法
(規格化された写真と3D CTの活用)
手術計画:個人別オーダーメイドアクセス
精密分析の結果を基に、下記のような手術計画を樹立しました。
- エラ:耳下から始まるエラ切除及び皮質骨切除術を施行
- 頬骨:45度頬骨と横頬骨縮小術施行
- 皮質骨:非対称改善のため左側の皮質骨をより大幅に切除
手術経過:体系的なモニタリング
- 7日目:鼻手術を並行したので腫れが観察されました。頬骨の上こめかみ部位が一時的に突出されて見えましたが、これは頬骨縮小によって周辺組織が一時的に押され現れる現象です。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術後7日目
- 14日目:7日目に比べ腫れが引きましたが、まだ顔が左右に腫れて見えます。この時点で顎先手術を行うことで顔の長さをもう少し確保すれば良かったのか追加で悩むようになりました。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術後14日目
- 21日目:非常に腫れが引いてきて、顔が短く見える感じも軽減し始めました。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術後21日目
- 1ヶ月目:腫れが更に自然に減少する経過が見られました。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術後1ヶ月目
- 2ヶ月目:腫れが引きながらフェイスラインが現れ始めました。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術後2ヶ月目
- 4ヶ月目:
ㅇ臨床写真で非対称が改善されたのが確認できます。また、頬骨縮小によって顔の輪郭が一層柔らかくなったのが分かります。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術後4ヶ月目
ㅇCT画像で、非対称改善のため左側を大幅に切除したのが確認できます。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術CT比較
ㅇCT断面で、左側のエラが右側より大幅に切除されたのが確認できます。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術CT比較
ㅇまた、右の頬骨下方部位(矢印)が手術前よりふっくらとしたのが観察されます。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術CT比較
ㅇ今回の症例は骨格だけではなく軟組織の変化も考慮する必要性を表します。
患者様の場合、顔の左側が全般的に大きかったため、右側の軟組織がボリューム
があるように見える現象が、非対称改善に肯定的な影響を与えたと見られます。
- 1年目:手術後1年が経過し、安定された結果が確認できます。
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術後1年目
結論:顔面輪郭手術、精密診断と
個別化されたアクセス方式の重要性
本症例は顔面輪郭手術で精密診断と患者個別の特性を考慮したカスタマイズ型アクセス方式がどれほど重要なのかをよく表しています。企画された写真、3D CT分析などを行うことで骨格構造を正確に把握し、黄金比率などを参考して調和する顔の形を目標に手術計画を樹立しなければなりません。また、手術後腫れの変化及び軟組織の変化を考慮した体系的な管理を同伴することで満足できる結果が得られます。
45度頬骨非対称の輪郭線の変化比較
45度頬骨非対称の輪郭線の変化比較
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術:回復段階別の変化(7日、14日、21日、1ヶ月、2ケ月、4ヶ月、1年後の経過写真含め)
頬骨及びエラ縮小、輪郭2点手術:回復段階別の変化
(7日、14日、21日、1ヶ月、2ケ月、4ヶ月、1年後の経過写真含め)