6月21日のワークショップの感想
二日目は不思議な事を体験した。
ウォーミングアップでadagioなんかで心を静めていた時に、
お母さんを思い出せと言われて
一気に心がお母さんで染まって涙が出てきた。
やっぱり感情は「出す」ものじゃなくて「出てしまう」もの。
感情を演技するのは、難しい。
でも感情を「見せよう」と思って「出す」演技は絶対にだめだと思う。
だめというか、そんなんで観客が感情移入出来る訳がない。
言葉にも、気持ちにも、重みがあるのに、
思ってもないセリフを口にして、
思ってもない悲しみを涙にして、
それで何が観客に伝わるっていうんだろう。
今回「お母さん」で涙が出たのは、
心を静め、自分の感性に浸りきった状態にいたから。
感性に浸りきった状態。
それを本番に持っていければ最高すぎる。
「本番前に、ストレッチなども大事だかこういうことのが大事」
とはこのことだったのかと思った。
でも「感性に浸りきれる状態」によく浸れるようになっても、
その役の感性が自分の持っている感性以上のものだったら
その役に浸る、染まる、なんてことは出来ない。
シェイクスピアがなにがすごいかって、
言葉の重み、感性の重みが半端じゃない。はんぱない。
そんなにすごい戯曲の役をやるためには、
自分の持っている感性以上の役に浸るためには、
やっぱり常に
目、耳、鼻、感覚を作動させて、びんびんさせて、 日常生活を送る。
美しい景色を見、芸術に触れ、美術館に行き、映画を見、音楽を聴き、、、
そしてどう感じるのかを考えてみる、文章にしてみる、例えて表現してみる、、、など。
そんなことが大切。
感性に敏感か、鈍感かが、いい役者か、そうじゃないかのカギ
なんじゃないかと2012年7月現在のほんうぉんじは思いますとさ。
end
つづく