convex+concave 7/24(土) @南青山ZIMAGINE


2011年にブログ仲間のおかげでその存在を知り、以来10年にわたり追いかけているピアニストnaomiさんをリーダーとする大好きなコンテンポラリー・ジャズ・トリオ convex+concave (以下、コベコン) 。

2016年4月に待望のCDデビューを果たし、その年の7月から2年のブランクを経て2018年に復活、その後再び活動休止して同年9月以来3年弱ぶり、トリオ編成では2016年4月レコ発第2弾 (ジマジン旧店舗) 以来実に5年ぶり、念願叶ってついに私達ファンの前に帰って来てくれました!!


1曲目終了後のMCでnaomiさんはド緊張していると言ってましたが、聴いている自分にはそんな気配は全く感じられず、naomiさんが全幅の信頼を寄せる長年のメンバー大菊勉さん (以下、菊さん)、そして2018年復活時から招聘している名手・岡田治郎さん (以下、治郎さん) の強力なサポートを得て、アンコール含む2セット9曲を堂々と披露してファンの期待に応えてくれました♫


〜以下、曲順に振り返り〜
1曲目はこれまでのオープニング定番曲Instability、予想どおりとは言えやっぱりジーンと来て涙目。イントロのエレピフレーズでうんうんと頷いたのは私だけではないはず。


2曲目は菊さんがこの日このメンバーのために書いたという新曲、希望の光に向かって旅立つイメージをタイトルにこめる味わいあるジャズロックバラード。

3曲目は前回復活ライブで初演したInstabilityの発展形ナンバーでその意味もスバリ“派生”、複数の拍子が交錯し、重厚かつjazzyなバラエティに富んだアレンジに仕上げられていました。

前半ラストは訪れた誰もが聴きたかった名曲中の名曲Fuzzy…、治郎さんのソロに始まり聴かせどころのエレピソロは4分間、涙腺崩壊もうダメだ〜😭


小休憩を挟んだ2ndスタートは、菊さんがこよなく愛するレッサーパンダの可愛らしい姿を見事に表現した名作、思い起こせばライブのMC中にググった学術名が正式タイトルになったんだな〜。


続く2曲はこの日の目玉であるnaomiさん書き下ろし新曲シリーズ、最初は夢に出てきたという青い蝶 (和名=オオルリアゲハ?) の冒険談、速めの5拍子とゆったり目の3拍子で構成され、ちょっぴりロックテイストもある意欲作、シーンの切り替えでのスタッカートユニゾンが印象的でした。


2曲目は梅雨を楽しくしたいと思ったという弾むような曲。5拍子と6拍子が混合して聴き手には爽やかで楽しいけど、菊さんが初めて作曲者からスリップビートを依頼されたこともあり、演奏者には意外にトラップありとのこと。

本編ラストはライブではあまり演奏しなかった記憶のあるOpenAir、高速4拍子に治郎さん菊さんの短いバトルも絡んでめちゃカッコいい!!


そして満場の割れんばかりの拍手に促されたアンコールは、複数拍子がゆったりと美しく錯綜する最もnaomiさんらしい名曲NewLife、治郎さんの必殺エフェクターソロも披露され最高のエンディングとなりました。


こうして振り返ると、この日の9曲中アルバム収録曲は3曲だけ。演奏しなかったライブ定番未収録曲もあるので2ndアルバム制作に向けての下地は着実に出来上がりつつあるようで、これからのライブ活動とあわせて新作への取り組みにも期待が持てる、そんな希望に満ちた我らのコベコン復活ライブでした♫😊


☆セットリスト☆
*naomiさん作、**大菊勉さん作、※アルバム収録曲
〜1st〜
①Instability*
②Departure for the Lights**
③Derivation*
④Fuzzy…*※
〜2nd〜
⑤Ailurus fulgens** ※
⑥Ulysses*(新曲初演その1)
⑦RainDrops*(新曲初演その2)
⑧OpenAir*
〜encore〜
⑨NewLife*※
☆メンバー(敬称略)☆
naomi(pf,key) 大菊勉(dr) SpecialGuest 岡田治郎(b)


convex+concave 復
活ワンマン 7/24(土)