東日本大震災・現場の声3 | クリスタル・ピープル。

東日本大震災・現場の声3

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図はジェット気流に乗った炉心崩壊物質の希ガスXe(キセノン)の世界的分布。

東日本大震災・現場の声3 

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Re:  田舎のトンビ - 2011/03/23(Wed) 19:16 No.5602

08:20
甲状腺ホルモン製剤はヘリから陸送。青葉区の中学校に臨時で設営された日赤・薬剤配布調整所に預ける。

テレビ見るの久しぶり。やっぱりだ~昨日は「洗えば食える」だったのに今日は「食うな・飲むな」に変わっている。次は渡良瀬浄水の番だろう。
寒い。そして異常に眠い。

14:20
倉庫搬入時に、ふと横を見た。ん ? KIと書かれた段ボールが山積みだ。
こじ開けてみる。やはり「ヨウ化カリウム !? 」
窯の皆さんならもうご存知の通り、ヨード131に被爆して甲状腺に蓄積されることを防ぐため、被曝する前に放射能をもたないヨウ素を服用し、甲状腺をヨウ素で飽和しておく必要がある。
こうすることにより、ヨード131によって内部被爆しても甲状腺には取り込まれず予防的効果が期待できる。

それなのになぜここにこんなにある? おかしい
早速幕僚本部へ取って返し、相馬市以南に展開する普通科もしくは高射連隊が、どの位の服用を行っているのか聞いた。待つこと暫し。
私は事前に飲んで任務に就いたし、耐放射線特殊部隊も全員服用しているが交代要員の普通科連隊は頭数で割ってみると6割の人員が服用していないじゃないか !ヨウ化カリウムを事前に服用せず高濃度汚染区域に踏み入れば共倒れだ !
日赤と統合幕僚本部との横の連携が全然とれてないのだ !

100mgのヨウ化カリウムを投与したときのヨード131の摂取防止率は被ばく直後を中心として正規分布に近い。

被曝24時間前投与 約70%
被曝12時間前投与 約90%
被曝直前投与 約97%
被曝3時間後 約50%
被曝6時間後 防止できない
 
17:20
このdataを叩きつけてメガクルーザーにヨウ化カリウムを満載して仙台から相馬市を抜け、第一原発方面へ急遽南進する事となってしまった。
県医連に不測の異常事態発生のため復旧に向かうと連絡。
統合本部にはこちらが到着前に各連隊本部へ打電するよう要請。ゲゲ・下呂を吐いた
眠い目をこすって想定外の仕事にブツブツ言いながらも第一原発へ向かう。
これで3度目の被ばくだ。同行は県医連で家族のいない2名に絞る
今回は少し覚悟せにぁな。いよいよ度胸のレベルではなくなったぞ。

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Re:  田舎のトンビ - 2011/03/24(Thu) 06:58 No.5603

疲れたが、ここでグゥの音を上げるわけにはいかない。
幕僚本部でもらった各旅団・連隊の展開図と交代時間を算定しながら、「誰が次にヨウ化カリを服用すべきか」
推定し相馬以南の旅団本部に必要量を配布してゆく。
相馬~双葉町を抜けるころ、いよいよ自衛隊の道路検閲がそこらじゅうで始まった。「今ここにいるならこれを飲んどけ」
と言っても「指示が来ないし・内容の解らない物は飲めない」と路上に放置される。あまりに連絡が末端まで来るのが遅い。小さな峠を左に回りこんだ途端、大熊町に入った。原発がみえる。
まだ4~5kmはあるだろうが建築物の崩壊と立ち上る蒸気がおどろおどろしい。
直前の双葉町で展開していた鳥取高射連隊の何とか二佐から「これ持ってくといいよ」と、分厚い防御服でもくれるのかと思ったらただの書類。ただし極秘と書いてある。
内容は例によって航空写真。11ページから下はどう見ても自衛隊のものじゃあない。
中高度より斜めに撮影されたサーモグラフだ。さらに13ページからはまるで衛星写真のごとき超航空の広域放射線分布マップ。Neutron beam spread areaと書かれている。
ヤバイ、もう中性子線が漏れてる。抑制物質のキセノンも出てる。

という事は炉心損傷など当然で圧力容器さえ一部崩壊していなければキセノンは漏れないはずた
本来沖縄に居る筈のU-2を横田でみかけていたがこのdata収集が目的だったのか。
最悪、原子炉は燃料棒の損傷だけでなく圧力容器も損傷して抑制不能か。
早速測定してみる。 中性子線源の指向性は測れる機器ではないが。かなりのカウント。
残念ながらキセノンは測れない。この米軍のdataをどう解釈する?

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Re:  田舎のトンビ - 2011/03/25(Fri) 05:04 No.5606

前線ですべてのKIを配布し、千葉へと向かう。自衛隊に車を返さねばならんが、その前に寝たい。
木更津の難民解放に協力してくれたホテルで一晩明かす。
翌日習志野駐屯地へ行く筈だったが、遠回りになるので陸上自衛隊木更津駐屯地第1ヘリコプター団に話をつけて車を返した。
しかし第1ヘリコプター団はとっくに派遣されていて第1高射隊が兵站を兼任しそおり、大忙しの様子だ。
主計2課○○2尉に事の経緯を話し、車は快く返却できた。話は上から聞いていたらしい。少し話をする。
みんな放射能の怖さで原発に話が行くが、実は福島原発は1・2号とも、真夏でさえ首都圏に14%の電力供給にすぎない。実際電力からのみみれば富津から先、外房~日立の区間に立ち並ぶあまたの火力発電所が26%を受け持つので、電力供給の面では火力発電所の復旧が急務だと言う。

「あなた方もISISの委託をうけた神奈川医連の外郭団体所属ですよね。原発ひとつとっても使用済み核燃料でこれだけの騒ぎ。まだ炉心には手つかずの上、ご存じでしょうが圧力隔壁の損傷も想定される。即ち名人は素人相手にまだ飛車も角も使ってないって事ですよ。」

「地震・津波の物理的被害の復旧によくて10年、グローバル企業もたらした生産停止の世界的連鎖はテレビでみた通りです。原発のもたらした空気・土壌・海洋の汚染対策は何十年という規模の戦いになりますよ。」

思わず資料の航空写真を握りしめた・・また下呂がでそうだ。
各々に考えて行動いただきたい。私の書く予測は新聞社より早く、かつ冷静と確信している。
自分の身を削って得た情報でも情報の一つに過ぎないことは確かだ。これを煽りととらばとれ !
現地査察は予測の正確率が命なんだ

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Re:  田舎のトンビ - 2011/03/27(Sun) 07:43 No.5608

現在までに判っている事を報告します。
私は郡山で別れ「あすか」に向かったので、現在我々の収集したdataを整理・検討中です。宇都宮「中外」に向かった組は県・厚労省の指示がペガシスを調べろという事なので、代替のきく他の生産品は総ては見ていないという事です。ペガシスにしても無作為抽出したサンプルの検品が時間的にも可能な限界だったでしょう。

ペガシスはご存じのとおり90と180の製剤がありますが、これが原材料~加工過程で被ばくしたか、出荷直前に被ったかは不明です。問題は感受性では無く、線源がヨードかセシウムかです。持ち帰ったサンプルを継時的に測定し
放射線の減衰速度を測ります。

相手がヨードであれば半減期は8日程度なので(これは勝手な推測ですが)政府は全く問題なしとして処理してしまうと思います。
相手がセシウムであった場合には半減期が30年と長いですから体内被曝問題が出てくるでしょう。

3月26日現在、減衰量からして線源はヨードっぽいですが・・だからといって安全性とは無関係で報告した厚労省がどう判断するかで流通が決まると思います。
ちなみにペガシス本体の生体内生物学的半減期は33時間です。

追伸 日々全く入手困難な製品がリストアップされてきます。うちの班では
1.チラジン
2.エンシュアリキッド
3.ナノバスニードル が確実にダメで報告済みです。

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Re:  田舎のトンビ - 2011/03/27(Sun) 08:07 No.5609

昨晩、当ラボにIAEAと東芝の担当者が来てBWR型原子炉の構造のレクチャーを受け、と同時に今回の炉芯に由来する高濃度放射線源の漏出が何処からでたか鋭意検討中です。かいつまんで申しますと原子炉容器・格納容器とも貫いている発電用蒸気・復水還流ルートは2つずつ計4系統ある。

各々には原子炉圧力容器と格納容器の間に1つと外に1つで計8個の主蒸気隔離弁・主給水逆止弁がある。加えて給水系には格納容器外タービン建屋に電動給水弁がひとつ、炉と格納容器間に原子炉給水止弁が加わる。
弁は必ず流方向の下流に設けられている。

燃料ペレットを包むジルコニウム、また崩壊物質の希ガス(希ガスと言っても分子量は重く空の炉であれば必ず下へ集まる)とも検出されており、燃料そのものから発生した高放射線物質が炉外へ出たのは確実。(これは大熊町で測定したものやU-2のdataと合致)

これらの内8つの弁は電磁ソレノイドで地震の震動検知によりすぐ閉まっただろう。
しかしECCSは津波被害で作動せず、格納容器内の高圧蒸気は放出弁で大気中に出たが、この時点ではまだ放出蒸気には炉芯崩壊物質は無かった(3/16)

IAEA担当官が言った。
「主蒸気隔離弁高圧蒸気は放出弁は原子炉容器内圧が低いことから比較的安定に作動しているのではないか ? むしろ主給水逆止弁の方が(炉内圧のほうがはるかに高熱で)逆圧に対して脆弱になっているのではないか ? 」 と・・
以上の意見に対し東芝は今回の被曝事故を主蒸気隔離弁系ダクトより主給水逆止弁系ダクトの逆流による損傷が可能性としては否定できないと。

いよいよ桂馬と香車が飛んできた。ここで凌がない限り放出線量は今までの百万倍単位になる。
これから中期的には予測もつかない、正に見えない恐怖だ。
数日内には間違いなく炉芯由来の核物質が確実に放射線管理区域外に出るだろう。
次の被ばく事故が起こればもう火傷程度では済まない。LD50/月のレベルだ。

個人的には今回は積算378ミリシーヘルトあびた。白血球1900血小板8.6。もう次の査察には行けそうに無い。二回で700ミリ近い。
暫くは急性放射線障害との戦いです。病人になってしまいました


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Re:  田舎のトンビ - 2011/03/27(Sun) 17:27 No.5611

ベットの上から

やはり3月24日に書いた中性子線の検出は本当だったし、いま思えぱ
1.政府反応は著しく遅い。後手後手だ。現在進行形事態を甘くみてる ?

2.大量の核物質の漏えいに留まらず、核分裂連鎖反応は着実に対数的に増加している。(簡単に言えば原子炉は止らず中性子爆弾化しつつある)

ともっと明言すべきだった。福島で渡された24日の米軍の中性子ハザードマップは政府に対する2.の警鐘だったのだ。

ISISは2号機に留まらず1・3号機でも原子炉容器のIN-OUT LINEが損壊していると予測した。これは国際基準ではlevel5 程度の生易しさではない。
私も専門の端くれ。以前(3/17)にも書いたが今日のdataはトレンドで上記ISIS・IAEAへ流してます。三幸さん
もうしていますよ。
と言った通り、
ここに情報をあげるのは公に全情報を公開した直後であり、上の1.の理由から早く情報を共有する「自己防衛」の啓発にほかならない。
専門だからこそ対処を現場の消防・自衛隊に厚労省を通して進言申し上げた。
「核分裂が止まらない以上、医療の出番は二の次、緊急退避以外にない
」だ。

エロ板だから違和感を持つとか、ISISの仕事をタコとかカスとか言う輩もいるが、話を聞かない人はそれで結構。むしろ懸命になって原発復旧に携わる人達にこそ注文がある。
今のままそこに留まれば犬死する。戦略再構築まで「退避」こそ最善と考える。

参考に本日IAEAの提出した、これからのシナリオからすれば 3/28~29には億倍単位の放射線量を放つ核物質が水・大気中に放出されるだろう。これは既存の機器では測定不能のレベルだ。

情報が数ある中で判別は難しいが、自分は一部の「木をみて山をみざる」人に比べれば多少なりともここ数日間は事実把握に近い所にいたと思う。

本日昼に次の一陣が査察に向かった。不安定な中でどこまで活動できるか判らないが今は横になってただ待つだけしかない。

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・・・続く・・・



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