生き字引き
今日は久々にあせってしまった。
日常、『人』 を扱う商売上、何がおきても大体
ハプニングには応対できるというか慣れる。
人材業界で働く人は 『常に想定の範囲外』
にさらされているからである。
今日は、6月1日から就業が決まっていたOさん(男性)の話。
Oさんにご案内したのは、新規開拓営業のお仕事
(最近やはり、営業の仕事は増えています)
Oさんは、20代後半、妻も子もいる。
男性で家庭をもっているのなら派遣でなく
安定した正社員を探しているのが当然と思い確認する。
僕 「この派遣先で就業してもらうとなると1年ぐらいは
予定して欲しいですが大丈夫ですか?」
Oさん 「大丈夫です」
返事が余計にいい人ほど多少余計に不安だったりするが
営業職の経験者とか少ないので話を進める。
先週に、職場見学を行い
Oさん「ぜひやってみたい」 と返答で派遣先もOKとの返答
6月1日からの就業が決まる。
で今日の夕方17:00に電話がOさんから電話があり
「すみません、正社員で面接NGだと思ったところが
OKだったので今回のお話お断りします」
やっぱり!
僕「そうですか・・・・ではまたご縁ありましたら・・」
といい、すぐに派遣先に電話し、謝る。
こういう場合、間違いなく派遣先から怒られたりするが
派遣先がいい人だったので怒られなかった。
ただ6月1日から研修やらなんやらで派遣先は
準備しているのですぐ人選しないといけない。
しかもこれが 事務系の仕事であれば何とかなる のだが
営業職の経験者は、なかなかいないのであせる。
そこでうちのベテランコーディネーターKさん登場!
この案件は、僕と別のコーディネーターが組んでいるのだが
多少あせっている僕をみて、Kさん
「○○(派遣先)にいっていた△△さんは?」
「□□さんは、今仕事してないかもしれないからどう?」
と言われ担当コーディネーターを電話していく。
1人やってくれる人を見つけ、即派遣先に連絡し
職場見学のスケジュールを月末だがアポをいただけた。
僕 「Kさん、ありがとうございます助かりました」
やはり長くコーディネーターをやっているので
人が職種ごとに頭にインプットされているのか・・・・
まさに生き字引きだ
それと同時に帰っていく、Kさんの後ろ姿が
必殺仕事人みたいにみえた。