ネガティブな経験は乗り越えてから書く | 「書く」を仕事に

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オモロくてキビしくて愛しい、ライター生活。
取材・文/有留もと子
お問合せ/moco_moco_moco@hotmail.com

ライターの有留です。

いつもお世話になっております。


泣ける映画、泣けるドラマって、
なんであんなに人気があるんでしょうか。

それは、視聴者の体験にどこか共通するものを
描いているからです。
だから、
「あー、わかる、わかる」
「そうだった、そうだった」
と共感を呼ぶのです。

そこに描かれているのは、
喪失体験や失敗体験です。
失ったもの、失敗したことが大きければ大きいほど
クライマックスの感動も大きくなります。

なぜなら、主人公が乗り越えていく姿も
あわせて描いているからです。

 


たとえば私たちがブログを書くときも、
ネガティブな体験について綴ると
読者の共感を得やすくなると思います。

弱さって、人間の本質的なものですから。

ただし!
その体験を乗り越えてから書くこと。
これ、重要です。

ネガティブのまっただ中にいるときに
そのことを書いても、読む方は
ウンザリするだけです。
そこにはただ苦しんでいる、
怒っている主人公がいるだけで、
何の物語もないからです。

物語は、「落ち込む→乗り越える」までが
1セット。
だから、乗り越えてから書いてください。

そのときに書かれたものには力があり、
読者の共感を呼ぶと思います。